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鮨 みつ川

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石川県金沢市片町1-8-24
076-263-5567
12〜14/17〜23
水休
10000円〜


鮨。

素晴らしい江戸前握りを食べさせてくれる。
たぶん東京に出店してもすぐトップクラスの人気店になるだろうし、実際、ボクの中でもトップクラスにおいしい店として記憶されることとなった。

もしアナタが真っ当な江戸前握りをここ金沢で食べたい、と思うなら、ボクは迷うことなくこの店を勧める。この店は金沢を代表する江戸前鮨屋だ(※ここで言う「江戸前」とは江戸の前の海という意味ではなく、江戸風の、という広い意味で使っている)。

逆に言うと、この店の弱みはそこである。
東京でも(店をちゃんと選べば)この味は食べることが出来る。でも「金沢ならでは」な部分にちょっと欠ける。
もちろん金沢近辺で水揚げされた魚も使用しているし、それ以上のことを望むのは東京から来た旅人の傲慢だとわかっている。地元の人は「金沢らしさなんていらん。正統江戸前を食べさせて欲しい」と思うと思う。でも、わかった上であえて望むのだが、この江戸前の腕を活かして、もう一歩上の「金沢らしさ」を目指して欲しいし、それが出来るご主人でもあると思う。

ご主人は銀座「久兵衛」で修業した後、ドイツの店で働いていたようだ。
ちょうどドイツ人の客がカウンターの隅にいて、彼とドイツの話で盛り上がっていてわかった。
西大島の「與兵衛」もそうであるが、一時期海外で握っていた職人さんって、変なこだわりが抜けて、視野が広くなっている部分がある。彼の握りにもそんな部分を感じた。
ちなみにその後、石川出身の奥さん(アイドル顔!)の決断に引きずられて金沢で独立することにしたと、これも他のお客さんの話で漏れ聞いた。

カウンター6席のみの小さな店だが、その分とても落ち着けるし親密な空気が漂っている。十分清潔だし、気分はよい。まだ三十代に見えるご主人も、一見シャイっぽいが実はわりとおしゃべりな片鱗が感じられた。夫婦ともに明るい雰囲気。

握りは前述したように、実に素晴らしい江戸前握りである。
きっちり下拵えに時間をかけたタネが多い。そうでなくても何か一手間入れてあり、酢飯とのバランスも上々。煮きりを塗った状態で一貫の完成品になっている。
印象に残っているのは、大葉を挟んで糸造りにしたヤリイカ。切り目を入れたヅケ。塩で食べる穴子。軽く漬けた甘エビ。トロ炙り。スダチを効かせたアジ、など。かわはぎの肝和えみたいなつまみも良かった。
地元金沢の魚を使ったものはもとより、築地経由のタネも使っており、バラエティに富んでいる。金沢ならではの握りが完成したら鬼に金棒の鮨屋になるであろう。

お酒は地元の「池月」をはじめ「加賀鳶」や「黒帯」など。「池月」と彼の鮨との相性がとても良かった。
金沢は関西の影響が強いようで、途中でお椀を出す鮨屋が多いが、この店はそれもない。完全に江戸風だ。

数年ごとに通って、その成長を見てみたい店。
飲む量にも寄るが、おまかせで一通り食べてひとり1〜15000円くらいだろうか。


2007年12月訪問。



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2008年01月05日(土) 11:54:05・リンク用URL

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