生真面目な寒冷さ

2002年9月15日(日) 11:05:05

昨日今日の東京は、初夏の霧深い高原の朝みたいな気候で、肌寒いのだが非常に思索的。
ボクはこういう生真面目な寒冷さが昔からとても好きで、つい最近まで「もう少し歳をとったら長野に移住したい」と思い続けていた。
近年沖縄にはまり「やっぱり移住は沖縄、それも石垣だな」とかなり心に決めているのだが、こういう高原的な気持ちよさに触れると心がまた長野に戻る。沖縄にこの思索的な寒冷さは存在しない。逆に長野にない開放的な温暖さが沖縄にはあるのだが、ボクが本当に好きなのはどちらなのだろう。心に深く問いかけてみる、そんな思索的な朝。←思索と呼べないほど浅い命題やね。

ある一線を越えてしまったな

2002年9月14日(土) 9:33:01

み、南アルプス市?……山梨県中巨摩郡の6町村が合併して来年4月にそうなるらしい(泣)。ある一線を越えてしまったな。あとはなんでもありかもね。東北の海岸沿いにリアス市。阿蘇のあたりにカルデラ市なんていう地形系を始め、北海道にラベンダー市、青森にアップル市、愛媛にオレンジ市。「ここらは東洋のベニスだから東ベニス市にしよう」「西ハワイ市にしたら観光客ふえるんでないか?」「西シリコンバレー市にして町起こしじゃ!」 土地に全く関係のない名前、たとえばアクティブ市やポジティブ市で元気な町作りもいいかもしれない。キャラクターを全面的に押し出したキティ市やアリス市も観光客で溢れる。こうなったら目的を明確にした「ネイチャー発見市」や「シーサイドのんびり市」といった複合型もいいじゃないか。すばらしい。なんてすばらしい。

東京の傲慢さ

2002年9月13日(金) 2:00:58

いや、法善寺の名店の壊滅を全国に知らしめるべき!と声高に主張しているのではなく。たとえば荒木町壊滅のニュースなら、そんなこと興味もない地方の人に対しても全国ネットで当然のように流れるわけで(たぶんね)。その辺の東京の傲慢さを、そろそろ東京も気付けよ、と。アメリカの傲慢さはわりと気づきつつあるでしょ? それと同じようなユニ・ラテラリズム的発想を東京もしていることが多いのだよ、と。そこらへんを疑問にも思わないのはアフガンのヒトがいくら殺されても関係ないと言い切れる神経と一緒だよ、と。←ちょっと比喩が発展しすぎです。

嗚呼、なんということ!

2002年9月12日(木) 14:32:40

続報が届いた。鶴見さんありがとう!

「こちらの報道によると、大きな被害のあ った店は下記の通り(=全焼と考えていいと思います)
とらちゃん(焼肉)、正弁丹吾亭(あの織田作之助で有名な小料理)、誠ちゃん(酒)、湖月(料理)、京子(スナック)、月光仮面(ステーキ)、タロー(スコッチバー)、かぼちゃの馬車(居酒屋)、熊野灘(料理)、みなくち(飲食)、彦栄(焼肉)、ボア(酒)、知代(スナック)、三木 (スナック)、 三平(人気のお好み焼き屋)、路(有名な洋酒の店)、わん(バー)、フレンド、三平など。
きつねうどんのおいしい今井本店(うどんや)もそうです。」

ううむ、「路」「わん」「三平」「正弁丹吾亭」「今井本店」など馴染みの名前が並ぶ。しかしなぜこんなニュースが東京ではまるで流れていないのだろう。地方の文化(法善寺横町は文化財的である)をバカにしてないか?

法善寺横町の北側の通りが壊滅 !?

2002年9月12日(木) 11:44:12

…メールで教わるまで知らなかった。東京ではこんな大事なニュースも(東京偏重報道で)ほとんど流れない。なんと中座の火事の影響で「法善寺横町の特に北側の通りが壊滅した」というではないか。食の遍歴においては日本有数の友人がいみじくも「世界で一番美しい飲み屋街」と表現した法善寺横町。新旧が実にバランスよく両立している美しくもくつろげる路地だった。それが水かけ不動の横に連絡センターが置かれるほどの壊滅具合らしい。再建するにも今の建築基準法では不可能らしい。
東京で言うなら、そうだな、四谷荒木町が壊滅したに近いかな。いや銀座7丁目とか門前仲町の飲屋街が壊滅したに近いかも。んー東京にあんな趣の街はあまりないなぁ。
とにかく。ショックです。あの店この店、無事だと良いが。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。