しつこくNY出張(17)イラク開戦から1年の日をNYで迎えること

2004年3月20日(土) 21:44:43

イラク開戦から今日で1年(NYは日本より14時間も遅くその日が来た)。朝焼けがとてもきれいな快晴日になった。
NYで生のアメリカに何週間も触れていると、この国が911で感じた怒りの持って行き場としてのイラク戦争の、ある「必然」が、肌感覚でわかってくる部分はある。あぁこういう国民たちの支持を得るためにブッシュは戦争を選んだのだなぁ的なレベルの理解だけど。

憧れと夢と自負心と欲望と虚栄心と自分勝手をチャンプルーして、ポジティブなお皿にどっさり盛りつけたようなこの街は、見た目も味もかなり旨い。でも実にtoo muchで表面的だ。滋味よりも表面の味の方が大事。ジャンクフードがそうであるように、かなり癖にはなるのだが、どこかでカラダが欲していない。
この国自体にもどこかそういうところがあって、そこに住む人々もどこかでそれを感じている気がする。「自由」という言葉で言い換えてはいるが、実は単なるジャンクなのだ。誇り高きジャンク。

あの911はきっとそういう彼らの琴線(触れられたくない部分としての琴線)に触れる攻撃だったのだな、みたいなことが書きたいのだけど、短いメモで表現しきらん。こんなことジトジト書いてないで、娘といっしょに街に出よう。

しつこくNY出張(16)終日じっくり仕事〜「NamSon」

2004年3月20日(土) 8:02:50

今日、妻子はニュージャージーの友達のところに遠征して行き、ボクは終日じっくり仕事。なんだかがっつり仕事が詰まっていたので昼を食べるヒマもなく、あっという間に午後4時になってしまう。昼は抜きたくないし、出前でごまかすのもイヤなので、ひとりで外にランチを食べに行くことにする。つか午後4時に開いてる店って? ちょうど今日来たメールで勧められたベトナム料理のフォー(米麺)屋だったらこの時間でも開いているだろうとチャイナタウンまで地下鉄で。

滞米28年というその方がメールで大推薦してくれたのは「グランドストリートの『正宗なんたら…』いう店」。これだけの情報ではとてもじゃないがたどり着けないので、ネットでいろいろ検索。「正宗城南牛河粉」という245 Grand St.にある店が出てきたので、ここだ!と思い、地下鉄でそこに向かったのはいいが、乗り換えを間違え、地図を持ってなかったので降りてからも迷いに迷い、やっとその住所にたどり着いたのは夕方5時近く。しかも店の名前が違うではないか。ううむ。
でもまぁとにかくフォーを中心に商売をしているベトナム料理屋さんのようだし、腹減りも限界だったのでとりあえず入ってみた。いくつか種類がある中なにやら怪しげなフォーを頼んだのだが、これがなかなかに絶品で「店の名前は違うけど住所は同じだしかなりうまい…やっぱりここではないか」と、ウェイターに「ひょっとして店の名前を変えたか?」と聞いたら「4ヶ月前にオーナーが変わって変えた」という。わーい。大当たり。きっと料理人は変わってないのだな。とりあえずうまい昼飯に大満足(←昼飯とは呼べない時間です)。

帰りにチーズショップとしてはNY1らしい「DiPalo's」に寄ったりリトルイタリーを散策したりして、ニコニコ編集室に帰ってきた。さて仕事。夜飯は9時半からNY1のチーズレストランを妻のために予約してある(子供にはちょっと酷かもしれないが)。それまで集中。

しつこくNY出張(15)娘は雪、妻はチーズに喜んでいる…

2004年3月19日(金) 22:24:44

昨日は午後から雪がやんだが、今日はまた朝から大雪。

娘の響子は見るも聞くもの味わうものすべて初体験。尋常じゃない量の情報が彼女の中に流れ込んだらしく、当初異様にハイで飛ばしまくったあげく、日本時間の深夜すぎに胃けいれん気味になり沈没。3時間ほど気絶したあげく復帰。時差と移動と情報にやられたらしい。でもいまは元気いっぱい。雪自体も彼女にとっては非日常なので喜びまくり。親というのは子供が元気なだけでこんだけ安心するものなんだなと改めて。そう。元気なだけでいいんだよ。

優子はチーズショップや食材屋めぐりに飛び回っている。フランスやイタリアはその国のチーズだけが充実してるけど、NYは世界中のチーズが充実してることに感動しているようだ。日本もどちらかというとそういう傾向だが、NYのトップクラスの食材屋の充実度はマジで目を見張るもんなぁ。こういう食材屋があるだけで移住したくなる。

しつこくNY出張(14)家族で「ピーター・ルーガー」

2004年3月18日(木) 23:08:57

時差を初めて体験する娘が朝4時に起きたらしく「ねぇ起きて〜!」と起こしてきた(泣)。
仕方ないから起きて、早朝の雪の中を散歩して、デリで買い物して、カフェで朝ご飯買い込んで……うーまいった。でもまぁ朝8時から仕事の打ち合わせがあったからちょうどいいスターターにはなったのだけど。

妻の優子は昨日行った「ピーター・ルーガー」で二日酔いになったらしく朝の散歩はパス。昼から食材屋めぐりやセントラルパーク散歩などにつきあう予定。仕事だけでも大変な体力がいるのに、なかなかハードになってきたぞ(笑)。でも逆境に燃えるタイプなので。

世界一のステーキ屋だとボクが思っている「ピーター・ルーガー」は二回目。おとといはNYザガットでイタリアン1位の「イル・ムリーノ」(六本木店が開店したね)。さきおとといは鳴り物入りで先週木曜に開店したばかりのスペクタキュラーな和食店「MEGU」。と、このところ食には恵まれている。またゆっくりご報告します。

しつこくNY出張(13)誕生日と結婚記念日のプレゼントとは♪

2004年3月18日(木) 14:25:36

本日、妻と娘、東京より到着。自費でNYに呼んだ。仕事が激忙しいのであまり相手は出来ないが、仕事の合間に(特に娘に)NY体験をさせたいと思ったのだ。まわりが日本人ばかりというのが世界的には異常なのだという感覚を。国際ニュースを見ても他人事と思わない実感を。英語ができると楽しいかもという向上心を。
というか、家庭崩壊予防が本音かな。今年になって数週間しか一緒にいれてないし。仕事をガシンガシンこなしていても家庭が壊れたら元も子もないもんね。
娘にとっては9歳にして初の海外旅行。妻にとっては3回目のNY。誕生日と結婚記念日のビッグなプレゼントとはコレである。楽しんでくれることを心から願っている。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。