スティーブ・ジョブズの言葉

2005年6月15日(水) 5:45:58

現存する人の中でトップクラスに尊敬しているひとり、アップルのスティーブ・ジョブズは、医者から余命3〜6ヵ月と宣告されたという(やっぱそうだったのか!)。後に治療可能な珍しいタイプの膵臓ガンだとわかったらしいが、そういう体験から以下のような言葉が出てくるのだろう。スタンフォード大学で先週土曜日に講演したときの言葉。

「自分がいつかは死ぬことを忘れないことが、何かを失うことに対する恐れから逃れる最善の方法だ」
「人の時間には限りがある。だから他人の人生を生きて時間を無駄にするな」

小鳥さんのお話と基本は一緒。今日なのかな。今日かい?

バランス

2005年6月14日(火) 9:23:24

アクセスが増えてくると初めてこのサイトに来られる方も増え、たとえば昨日の「サササと授業参観」だけを読んで「子供の教育に興味なく、母親に任せきりにしているバカ父親」と思ってしまう方もいる。というか、そのようなメールをいただきました。他のコンテンツもいろいろ読んでからメールをください、なんて傲慢なことを言う気はこれっぽっちもないし、こんな短文でボクの教育方針的なものまで毎回くどくど言及すると読む側は辟易するだろうし。バランスがむずかしいなぁとあらためて嘆息中。
ただ、PTAでがんばっている方を揶揄したつもりはないので、その辺はご了解を。授業参観に限った話です。

夜は銀座で「ほかけ」〜「BAR de ESPANA Pero」と流れ、その後「テンダリー」へ。バーテンダー協会で単発チーズ講座をすることになった優子と待ち合わせて、宮崎さんと講義内容について深夜の打ち合わせ。

「ほかけ」は褒める方も多い老舗鮨屋で、雰囲気も気遣いも伝統としての大振りな握りもそれぞれなかなかいいのであるが、ボクはタネと酢飯のバランスが悪すぎると思った。タネ勝ちすぎ。
そういえば先週八重洲の「おけい」に久々に出かけたのだが、印象的だったのはカッパ巻きを指して「うちはキュウリを少し漬けて出してます。その方が酢飯に合う」と言っていたこと。キュウリまで酢飯とのバランスを考慮しているのは見事と思った。

サササと授業参観

2005年6月13日(月) 6:34:36

土曜日に授業参観があった。
例によって授業内容や娘の勉強態度などには興味なし。学校に馴染んでやっているか、団体行動で迷惑かけてないかだけササッとチェックして、あとは廊下に貼ってある生徒たちの作文とか詩とか習字を見て、1時間ほどで退散。つか、ご父兄たち、そんなに熱心に何を見ているの? マジでよくわからん。子供の姿や態度など家で腐るほど見とろうもん。あとは学校全体の雰囲気とか肌で感じるだけで充分じゃなかとね? まさか先生の授業内容とかチェックして後で何か言いよるとか? あんなよそ行きの授業見てもな〜んもわからんとよ。たとえダメな先生でもそれなりに社会勉強にはなるっちゃね。純粋培養しても仕方なか。

と、変な博多弁使いつつ帰ってきたのだが、帰る直前に20分休みに突入し、娘がボクたち夫婦を音楽室に引っ張っていった。器楽部(吹奏楽部)でトロンボーンを吹いていてそれを見せたいらしい。おお、それは見たい見たい…。娘はおチビちゃんなのでトロンボーンが巨でかく見える。短い手を精一杯伸ばして必死に吹いてみせる。おもろいなぁ。ピアノは7.8年続けていてそれなりなのだが、孤独なピアノより、みんなに合わせて曲を作っていくこういう楽器の方が楽しいだろう。思わずヤマハのサイレントブラスを買ってやろうなどと親バカを思ったが、考えたら「モノ減らしキャンペーン実施中」だった。モノを増やすわけにはいかない。よっぽどやりたがって、続きそうだったら買っちゃるけどな。

しかし、自分の小五の頃を思い出すと甘酸っぱいね。楽しかったなぁとは懐かしめない。子供なりに辛いことがいっぱいあった。赤面する行動や失敗やズルもいっぱいやった。要は経験値を増やす時期なのだからそれでいいのだが、同じようなことを娘も日々やっているのだろうと思うと少しいたわりたくなる。
あのころのクラスメートとは30年以上誰とも会っていない。思わず数人ググッてみたけど(好きだった女の子とか)、この歳でネットやってるやつも少ないのだろう、誰もひっかからん。

「沖縄上手な旅ごはん」文庫版、新発売!

2005年6月12日(日) 7:47:53

昨日くらいから拙著「沖縄上手な旅ごはん」の文庫版が全国の書店に並んでいます。文春文庫PLUSから。単行本と違うのは、巻末に15ページ、室井滋さんとボクの「沖縄ごはん解説対談」が載っていること。あとは表紙やレイアウトが違うくらいで内容は一緒。カラーページもたくさん入ってます。カラーで定価571円って安くない?

ということで、単行本を「1429円はちょい高い!」と見送ったそこのアナタ! いかがでしょうか。「高いのを我慢して買ってやったのにもう文庫化かよ!」と憤ったそこのアナタ! もう一冊いかがでしょうか(笑) 旅に持ち歩くには文庫の方が優れているざんす。
ちなみに「沖縄上手な旅ごはん」は沖縄の食と旅を楽しむ術が相当書き込んでありますが、初心者が沖縄の食を知って驚く過程を「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)で読まれるとより効果が上がります(この際宣伝)。沖縄そばを初めとした沖縄食の基本はこっちの方が詳しい。この二冊を読むと沖縄旅行に関しては万全でございます。旅行のご予定がある方はbk1Amazonでぜひぜひ。

「ドラゴン桜」

2005年6月11日(土) 8:02:19

漫画「ドラゴン桜」を大人買いしようかな、と書いたら「貸してあげまーす」と既刊全巻(7巻)貸してもらった。このごろこのメモに恩恵を受けることが多い。ありがたやありがたや。
で、あっという間に読了。なるほどー。これを高校時代に読んでたら受験勉強もゲーム感覚で出来るだろうなぁ。書いてある勉強方法は(ある程度受験で工夫した人なら)納得&賛同の方法ばかり。つか、社会に出てからも応用できることばかり。社会でそこそこ成功している人も、みんな結局あのころの方法でやっていたりするのである。

そういえば、佐藤雅彦氏がまだCMプランナーに成り立ての頃の逸話がクリエーター仲間で語り継がれている。
制作部門に途中から編入した彼は、遅れを取り戻すためもあって、まずCMの「型」を知るためにカンヌ広告祭過去受賞作をすべて取り寄せて毎日毎日かたっぱしから観てメモを取り、学んだという。そして優れたCMに共通する法則を頭に叩き込んだという。そう、最短距離を考え、戦略を練り、模倣し、型を作る。合格への道と一緒。
それに比べ、我々凡庸なクリエーターたちは「自分の感性」を頼りにCMを作り続けた。量と経験が自分を磨くと信じて。そして数年後、差が開く。でもみんな「佐藤雅彦氏は才能があった」と羨むのみ。

なんだかこう書いてくると、また新人の頃に戻ってやり直したくなってくるが、まぁ今からでも遅くない。仕事もプライベートも様々な勉強も。ボクもまた新鮮な気持ちでがんばってみよっと。そんな気にさせる漫画ではある。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。