さよなら、Autumn in Newyork

2005年10月27日(木) 21:21:22

深夜メシをしたというのに、なんとなく小腹が減って6時に目が覚める。朝メシ食べつつ街でも散歩するか、と外へ。今日も快晴っぽい。日本に仕事の電話しながら歩いていたら電話を持つ手が1分で凍えた。もう冬だ。Autumn in Newyorkはまたたく間に過ぎ去ってしまった。

足は自然と数ブロック下がってソルロンタン屋へ。いままで十数回のNYで結局この店に一番来ているかもしれない。毎回一回は必ず朝メシに来る。これから長時間ヒコーキに乗るのにキムチ臭いとお隣さんに迷惑かなと思いつつ「カムミオ」のキムチはうまいので思わずお代わり。あーあ、これでお隣に美女が来ても話も出来ん。

本来なら明日こっちを発つはずだったが、日本での仕事がすごいことになっているので一日繰り上げて出発。仕事の嵐が帰国後に待っていると思うと相当気が重い。休む間もなく大阪出張まであるし…。ということで、そろそろBryant Park Hotelを離れる。窓の下のBryant Parkは週末からスケートリンクになるようだ。もう工事も終わり、客を待つばかり。Winter has come!(ロックフェラーセンターのリンクはとっくにオープンしてるけど)

メトロポリタン・オペラ「アイーダ」

2005年10月27日(木) 15:49:40

最終日。快晴。来て数日と帰る数日がちゃんと晴れるって、晴れ男だよね(しつこい)。

朝から夕方まで仕事でサミット参加。途中に別件で抜けつつなんとか完走。あぁ英語をいっぱい浴びたなぁ。内容的には、ま、なんちゅうか、いまなら日本も勝てるなという感じでしたです。

最終日の夜はどうなるかわからなかったので予定を入れてなかったのだけど、もしかしたら、と問い合わせてみたら、なんとメトロポリタン・オペラの「アイーダ」のチケットが取れてしまった。うひゃー。夢みたい。水土しかやってないのにうまく当たったなぁ。しかも2万円くらいで3階(全6階中)の真ん中の最前列。いやーいい席だ。
夜8時から12時まで4時間のプログラム。メトでの公演ゆえ舞台美術も豪華を極めている。生きた馬も5頭も出たし(舞台上で馬糞をして、それを皆が踏むの避けて演技してるのが笑った)。演奏も最高(これは相当最高)。もちろん歌唱も最高。すげかったぁ〜。ちなみにキャストは、

サミット&クラフト

2005年10月26日(水) 18:26:39

この数日ずっと雨模様なので「あなたの晴れ男っぷりもこの程度っすか?」とNY在住人に疑われているが、あのね、ボクが来なかったら先週からずっと雨なのだと考えてみたらどうだろう(笑)。NY史上一番雨が多い10月になるらしいが、とにもかくにもあそこまで雲ひとつない快晴を数日呼んだんだからいいじゃんよ。

今日も一日カンファレンス。「Branded Entertainment Summit」という大仰な名前のもの。サミットっすよ、サミット。思ったより参加者が少ないのもサミットっぽい(笑)。先週のは数百人参加していたからなぁ。とにかく一日中めいっぱい座学。昨日と違って発言させられることはないが、スピーカーが早口でどんどこしゃべるのでついていくのが大変である(英語的に)。内容的には「アメリカがすごく進んでいるわけでもない」と確認できた感じ。

昼は「Koi」。夜は「CRAFT」でメシ。両方とも相当イマイマなレストランである。思ったよりスノッブ系和食レストランの「Koi」(鯉)が良かったが、圧巻は「CRAFT」。うめーし楽しーし美しーし。「グラマシー・タバーン」にいたシェフらしいからニュー・アメリカン・フュージョンといったところか。前菜に牡蛎、メインはジビエに長熟成の牛。サイドディッシュのオーダーがバリエーション豊富ですごく楽しい。このパターンは日本では少ないなぁ。ワインも品揃えよく、サービスもよく、内装・雰囲気ともに抜群。NY滞在の〆にふさわしいいいレストランであった(とはいえもう一晩あるが)。

カンファレンスでしどろもどろ

2005年10月25日(火) 11:59:40

朝8時に待ち合わせてカンファレンスに参加。
本日はワークショップとは聞いていたが「まぁ参加者も数百人だろうし、隅っこで聞いていればいいや」と高をくくっていた。ワークショップってパネラーが勝手にディスカッションして進めてくれることも多いし。
ところガッ! 参加者はなんとたった12人! ほとんど全員でディスカッション状態。いきなり自己紹介や参加の目的なんかを英語でスピーチさせられ、心の準備がなかったこともありしどろもどろあどろうどろ。うは〜頭ん中真っ白。大恥。スピーカーは「英語がわからないのに何でワークショップに参加してるの?」って顔をしてる。いや、しゃべれないけどこのテーマだったらリスニングくらいできるのよ(泣)。ワークショップの内容についてはお手の物。日本語だったらいろいろ突っ込んだ話もできるのに…。あーあ。

会場はホテルのBall Room。先週のカンファレンスでもそうだったが、異様に空調を効かせてあって、外(寒い)よりずっと寒い。寒さに強いボクでもガタガタ震えるくらい。でもアメリカ人たちは半袖のアホもいる。ディスカッションにも参加できないし……心も身体も寒い。寒いよぉ。

それでもなんとかカリキュラムを終えた。冷夏すぎて土中から出ることもできない蝉の幼虫のように、心も身体もガタガタである。ケーススタディなどで面白い物もあったから、英語がもう少しでもできればもっと有意義だっただろうな。もう「よし!英語をもっと勉強しよう!」というやる気すら失われるほど意気消沈してホテルに帰った。明日からのカンファレンス本番はこんなことはないだろうが、なんちゅうか、疲れ切ったよ。ご愁傷様、自分。

カエル声テヴィエ

2005年10月24日(月) 20:48:32

3時からマチネーで「Fiddler ont the Roof」(屋根の上のバイオリン弾き)を観る。舞台美術のプロである友達が「セットとかライトとか美術の面ではもうずばぬけてすばらしい」と勧めてくれた上に、「HairSpray」のお母さん役でトニー賞主演男優賞をもらったHarvey Fiersteinが主演なら見逃せない。助演はRosie O'Donnellだし。
日本では森繁で有名だが、一度ハーヴェイ・フィアスティンのカエル声テヴィエを観てしまうと「いったい他に誰がやるの?」な世界。ものすごい演技力と存在感。そして舞台美術の美しく効果的なこと! 最小限のセットで最大限の表現力。すばらしい。見惚れるとはこのことである。
それにしてもこんな名優が「ヘアスプレイ」に出ていたんだなぁ。去年のバレンタインデイ当日に彼で「ヘアスプレイ」を観て、バレンタイン特別のアドリブも出たのを間近で観たのは相当幸運だったかも。

終わってからユニークなメンバーで夜メシ。NYのプロダクションの人ふたりとコスメ系ディレクターひとり、間庭さん、日本のプロデューサー、そしてボク。「Casa Mono」という予約が取りにくいタパスの店。関係がなさそうで関係がありそうな6人が繋がったり離れたり。実に面白い。料理もうまく雰囲気もいい(えらくやかましいが)。その後古いビアハウスに流れ深夜まで。楽しかった。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。