ラシェリール

2007年2月28日(水) 7:43:54

昨晩は白金(五の橋近く)にできた新しいフレンチ「ラシェリール」へ。

娘の受験お疲れさんと妻の誕生日(1ヶ月半前だけど)をやろう、と友人が段取りしてくれたのだが、ボクら家族としては、その友人の「あるお祝い」もメインの趣旨のひとつ。いやぁ、おめでとうございます。家に帰って妻が「素晴らしい人を選んだわね!」って喜んでましたよ(笑)

「ラシェリール」は、「モナリザ」で働いていたシェフが料理を作り、「ひらまつ」で働いていたマダムがサービスをする、という、なんというかそれだけでどういう方向性かわかる人にはわかる店。双方のイイトコロを上手に受け継いでいる印象。清潔で感じの良い、大人な店内。きれいだけどきちんと主張がある華やかな料理。優雅で温かい笑顔のサービス。なかなか良いかも。

「宵越しの体力持ってんじゃねえ」

2007年2月27日(火) 12:56:40

そういえば今月頭頃に発売された「インタラクティブの流儀」(吉原有希著/インプレスジャパン)という本の第一章にボクの名前がわりと出てくる。ボクが仕事で関わったスラムダンクのキャンペーンが事例として取り上げられているのだ。ドキュメンタリータッチ(笑)。登場人物になったの生まれて初めて(照)。もし書店で見かけたらお手にとって見てみてくださいませ。


最近ずっと「書けない」話は数日前に書いたけど、本当にここんとこ書けないし能率も悪い。すぐ疲れる。やる気が上がらない。そんなボヤキを友人に話したら「受験疲れじゃないですか?」とアッサリ。あ、そっか。あれからまだ1ヶ月経ってないんだもんなー。本人ほどではないにせよ、親なりに共同戦線張ったわけで、疲れも出るころかも。
と、納得して楽になった。つまりは「理由」が欲しかったのだろう。少しスッキリした。

そんな自分に、タイミングよくこんな励まし。

「真鶴」と「ひとり日和」

2007年2月26日(月) 12:40:45

まだ「おもしろ本」には書いていないが、川上弘美「真鶴」青山七恵「ひとり日和」が最近読んだ中では格段に面白かった。

川上弘美は、「蛇を踏む」のころのちょっとおどろおどろしい異化の表現と「センセイの鞄」にあるような性善説的ホンワカ感が見事に融合してきて、なんだか新境地的であった。言葉の選び方や会話の描き分けの鮮やかさ、ひらがなと漢字の使い分け、浮遊感と現実感の出し入れなど、細かいところまで計算しつくされ、前半と後半では手触りまで違い、うわぁと圧倒された感じ。すごいわ。「文学を読む楽しさ」を心ゆくまで堪能させてくれた。さすがだなぁ。

青山七恵のは芥川賞受賞作。石原慎太郎と村上龍が同時に激賞しているなら読まざるを得ない。
なんだろう、「イマの気分」についていろんな発見を与えてくれる小説だった。時事小説という意味ではなく、ふんわり捉えがたい「今の若者の意識の流れ」みたいなものを見事に紙の上に定着させてくれた感じ。全体に漂うのはイマが持っている微妙な「薄さ」なんだけど、文章自体は「濃い」のである。薄いものを薄く書いたり、繊細なものを繊細に書いたりするのは意外と難しくない技だと思うのだけど、薄いものを濃く表現したり、繊細なものを乱暴に表現したりするのって、かなりハイブロウな技だと思う。その辺が素晴らしいと思ったな。あ、この場合の「濃い」は、濃厚な表現という意味ではなくて「感覚に逃げていない」みたいな感じなんだけど。

自分のためにかけてくれた時間をいただく

2007年2月25日(日) 16:54:53

わりと好きでよく行く喫茶店に青山の「大坊珈琲店」がある。
くすんだ店内も好みなのだが、なんといっても大坊さんが時間をかけて入れてくれる珈琲がうまい。名物は取っ手のない大きな丸い器に入れてくれるミルクコーヒー。昭和の匂いのするカフェオレで、通い始めの初期はいっつもこれを頼んでいたのだけど、いつの頃からか深煎りのブレンドを頼むようになった。

この店の魅力は「時間がかかること」である。
ファストフード的カフェの対極にある。急いでいるときはとてもじゃないが入れない店だが、ここでゆっくり入れてくれた珈琲を飲むと、なるほど飲み物にしても料理にしても「相手が自分のためにかけてくれた時間をいただくのだ」と実感される。

というか、いろいろ経験しているうちに(歳をとっていくうちに?)だんだんそういう嗜好になってきた。味そのものよりも、かけてくれた時間や手間の方がうれしかったりする。カウンター割烹とかがこのごろ好きになってきているのもそういった点からかも知れない。ボクの顔を見てからボクのためにボクの目の前で作り始めてくれ、できた料理の皿を大事そうに手渡ししてくれる。中には出来上がった料理よりも待っている時間の方がおいしいような店もあるが(笑)、たいていはおいしく食べてもらおうといろいろ考えるところから料理を作り終わるまでにかかった時間分だけおいしく感じる。

歯の矯正はやっぱりマル必らしい

2007年2月24日(土) 21:09:52

今日は忠臣蔵の七段目をもう一度見に行こうと思っていたのだけど、留守番役で行けなかった。あの日に無理矢理行っておいて良かった…。

歯の矯正は絶対やるべき!というメール、予想以上にたくさんいただきました。もうマル必だという強い意見ばかり。でもやっぱり100万円とかかかってしまうのだなぁ。クルマ買ったと思えば安いか。一度矯正すれば一生ものだと思うし。

管楽器と歯の関係についても、「管楽器奏者の歯のためのページ」というサイトを複数の方に教えていただきました。なるほどちゃんとあるんだなぁ。こういうときにネットの凄さを思い知ります。ちょっと熟読してみます。ありがとうございました。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。