リンチ・スイッチ

2007年9月14日(金) 7:25:28

世の中の全員から「無責任」とか「資質がない」とか「ひよわ」とか言われるのってどんな気持ちなんだろう。

戯れに安倍首相の気持ちをリアルに想像していたら、なんだかとってもドキドキし、昨日は朝からずっと落ち込んでいた。人生を悲観した。しまいには生きるのまでイヤになってきた。わかりやすいなオレ。でも、なんつうか「辞める」と言える勇気があってよかった。欝の本とか読むとよくわかるが、これはもう相当勇気がいることだ。

もちろんプロの政治家そして国の代表者として、今回の一連はまずい。そこは弁護しない。
でも、それにしても叩き方が少々醜い。圧倒的に追いつめてなお叩く。「武士の情け」という言葉はどこへ行った。追いつめた挙げ句、誇りまでずたずたにする斬り方は、あまりにも「情け」ない。

安倍首相辞任

2007年9月13日(木) 7:30:13

すさまじく悪いタイミングだったとは思うが、ボクはなんだか責める気にならない。
「男」としてよっぽどのことだと思うからだ。
本当に、本当に孤独だったんだろうなと思う。あと、もう少しやっていたら「取り返しの付かないこと」が起こっていたのではないか、とも想像する。「政治家安倍」に対してはその辺を同情はしないが、「人間安倍」に対してはいたく同情する。お疲れ様でした。

今日発売の「週刊文春」に書評を書きました。
魚柄仁之助著の「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」。どっかで見かけたら見てみてください。

おいしがり

2007年9月12日(水) 8:04:55

昨晩は関谷江里さんと会食。初対面。
ブログは読ませていただいていたので、こんな人かなーあんな人かなー、と、いろいろ想像はしていたものの、予想を超えるパワフルさで周囲を圧倒。なんというか、ここまで「おいしがり」な人を久しぶりに見て、新鮮アンド何かを思い出した。どちらかと言うとボクも関西時代はこういう「おいしがり」をしていた。なにしろ「うまひゃひゃひゃ〜」と叫んでた人なので(笑) 東京に来て妙に大人しくなってしまった自分を発見させていただいた感じ。やばいやばい。

あるフレンチに3人で食べに行ったのだが、とてもおいしかったせいもあって、江里さんひと口ごとに「踊っていい? 踊っていい?」「卒倒するー。倒れるー」「叫んでいい? もうだめ。叫ぶ」などとおいしがる。こっちもだんだんそのペースに巻き込まれていって、思わず笑顔で叫びたくなる。彼女と食べているとシェフが作った料理が倍おいしく感じられる。食べ方で人を幸せにするのは素晴らしいことだ。

彼女との共通点はいろいろあり、大きなところでは「赤が好き」「タバコがダメ」。そして一人っ子とか携帯が同じとか食事が好きとかサイトやってるとか。今後は「京都師匠」と呼ばせていただき、おいしいものをいろいろ教えていただく予定。「おいしがり」の感覚も思い出させていただく所存。よろしく。

愛犬バースデイ

2007年9月11日(火) 8:56:20

朝晩涼しくなり、窓をあけて寝るようになると、窓外を散歩する犬に反応して早朝から我が愛犬が吠えまくる。

これがたまらん。
家の中で放し飼いにしてるから、寝るときはボクらの寝室にいる彼。世界中が寝静まった朝4時すぎとかに耳元でワキャキャキャワワン!と突然爆発される驚愕よ。心臓発作一秒前である。つか、そんな早朝から犬散歩しないで欲しい。

おかげで窓を開けて寝る季節は、家族はみな寝不足状態になる。
ボクなんかはいっそ吠え声を目覚ましにして朝4時すぎに起きちゃう生活にしようなどと調整できるが、もういくらでも寝たい成長期の娘はちょっと可哀想だ。眠いだろうなぁ。

人形浄瑠璃 文楽「菅原伝授手習鑑」

2007年9月10日(月) 7:30:58

5月以来4ヶ月ぶりに文楽を聞きに行った。国立劇場小劇場。
って、そう、初めて知ったんだけど、文楽は「観る」のではなくて「聞く」んだってね(無知)。要するに太夫が語る義太夫節を聞くのが主で、人形の演劇は従なわけだ。だから太夫の位が一番高いのだとか。次が三味線弾き。人形遣いはその下に位置するらしい。

昨日は吉田玉男一周忌追善公演で「菅原伝授手習鑑」。
人形浄瑠璃の三大名作のひとつと数えられる作品で、主役である菅原道真(菅丞相)が故・吉田玉男の当たり役として有名だったので追善公演に選ばれたという。その初段と二段目を16時から20時半まで4時間半(!)かけて上演。本当は三段目と四段目が一番盛り上がるらしく、初段と二段目だけを上演することは珍しいらしい。それを聞いて「あ〜盛り上がりに欠けるのかぁ…」とちょっと心配したが(寝ちゃいそうで)、杞憂に終わった。実に面白かった。これで盛り上がりに欠けるのなら、三段目四段目はどんななんだ?

ギリークラブという会員組織で一度講義をしたことがあり、その関係でいろんな案内メールをいただけるようになったのだが、今回はその会合「和・倶楽部」に参加したカタチ。
特典として開演前に太夫から1時間弱のレクチャーが受けられる。座学形式とはいえ、間近で太夫のレクチャー、そして義太夫の一部を聞かせていただけるのはなかなか面白かった。教えてくださったのは竹本文字久太夫。町人と武士の演じ分け方なんかも教えてくれたり、「書見台はヤフオクで買った」みたいな裏話を教えてくれたりして楽しかった。で、実際にその数時間後、彼自身が舞台で義太夫節を語ってくれたわけで、なんだか妙なシズル感があったな。思わず応援したんだけど、そんなことが必要ないくらい堂々たる義太夫。今回の太夫の中で豊竹嶋大夫に次いでうまかった気がしたくらい。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。