ハワイは遠くなりにけり

2008年7月16日(水) 6:59:16

体調不良のひと月と、その後のハワイ出張のしわ寄せが来ていて、仕事がバタバタだ。

バタバタといっても分秒単位で右往左往するわけではないが、「自分が企画の中心にいて推進力にならないといけず、最終責任も自分にある」プロジェクトが4つ〜5つほどになってくるといきなり余裕が失われる。若手として走り回っていたころは同時に13個のプロジェクト(CM制作)をしたことがあって我ながら記録だと思っているのだが、でもあれは責任者が別にいた。やりっぱなしでも責任者(部長)が最終的に締めてくれる、みたいな甘えがどこかにあった。いまはそれがない分、冷や汗の量が違う。

しかも、新しいコミュニケーションを目指す部署なので、前例がないことも多く、実行には手がかかる。CMという部品だけ作っていれば良かった時代とは違い、いろんなコンタクト・ポイントに目を光らせ実行しないといけない。メディアによっては「ここはプロダクションに任せて流れ作業で」みたいな部分がほとんどなく、自分でシコシコ企画書書いて実行の経過をいちいちチェックして修正しないといけない。手離れ悪いのだ。全部ちゃんとやろうと思ったら無限に作業があるのである。おかげで会社のメールの受信簿は様々なプロジェクトのメールで埋まり、雑務・事務のメールもたくさんあり、もう何がなにやら…。見逃すメールも多く、アポイントの約束を果たせず大汗かくこともしばしば。

阪神優勝おめでとう!

2008年7月15日(火) 6:41:07

友人からメールで教えてもらったが、ボクは2003年7月3日にこんな仮説を立てていた(本人はすっかり忘れていた)。

「三浦和義が逮捕された年は阪神が優勝する」

素晴らしい!
三浦和義氏は1985年と2003年、そして今年2008年に逮捕されている。1985年と2003年は阪神が優勝。で、この仮説にのっとれば今年も阪神優勝で、今現在その可能性は異様に高い(マジック点灯寸前)。来た来た来たー!

別にうらやましくはないんだけどさ

2008年7月14日(月) 7:25:08

「若さ」なんてこれっぽっちもうらやましくない。
大人の方が人生はずっと楽しいからである。10代より20代。20代より30代。30代より40代の方が楽しい。50代以降は未知の世界だが、これも考え方だろうな。若さと張り合わず、衰えを楽しめるようになれば、きっと年齢が行くほど充実した毎日になるだろう。健康体であることが前提となるが。

若者の犯罪が増えているが、彼らの根底に「歳をとるに比例して人生はつらくなるだろう。だって『若さ』を手に入れている今ですらこんなにつらいんだから」という暗い予想がある気がする。
そんなことないんだけどな…。
振り返ってみて、10代とか20代前半が人生で一番つらかった気がする。
成長期の懊悩。自分に自信が出来る前のビクビクおどおど。将来への不安。自分の限界を知ることの衝撃。などなど。一皮剥ける前というか、剥けてる最中というか…。ビリビリばりばりと剥けている最中は、そりゃ痛いのだ。その時期を上手に越えるとそこそこ楽しい世界が待っている、ということを少しでも知ってくれれば、ちょっとは犯罪も減んないかな…。

少なくとも、ボクは10代20代はわりとつらかった。
いや、表面上は楽しかったよ。いろんな遊びもしたし恋もしたし旅行もした。でも、内面では常に悩みまくっていた。

Where's George?

2008年7月13日(日) 9:07:32

旅行用財布のドル紙幣を整理していたら、赤いスタンプで「www.wheresgeorge.com」と押された1ドル紙幣が出てきた。お。ついに巡り会ったか。ずいぶん昔から(調べたら1998年から)やっている「Where's George?」という有名な「遊び」である。ネット初期の頃は話題になったが、まだやっていたのね。もちろん、Georgeというのは紙幣の肖像になっているジョージ・ワシントンのことである。

よく古いお札とかを見て「この紙幣はどんな人生を送っているヒトたちの手を経てボクの元に届いたのだろう」と想像して楽しむことがあるが(ない?)、このサイトはそれを実現したものだ。「www.wheresgeorge.com」とスタンプされた紙幣に巡り会ったら(スタンプするのは違法だとは思うが)、サイトにアクセスして、紙幣に印刷されているBill Series番号とシリアル・ナンバーを入力。そうするとその紙幣の長い旅の履歴を見ることが出来る。

ボクがハワイのどこかの店で手に入れた1ドル札はワシントン州のヒトが登録していた。
ワシントン州のロングビューという街。登録したヒトのコメントは「Received from Svenson and Svensson Liquidator's on Vandercook Way in Longview, Washington. DG」とのこと。Liquidatorって辞書で調べたら破産管財人だって。何があったんだ?(笑)

「日本人」という財産

2008年7月12日(土) 19:34:14

そういえば洞爺湖サミットもハワイに行っている間に終わっていたのだった。
後追いでニュースを読みまくったが、日本ってプレゼンが下手だなぁという陳腐な感想のみ。せめてメシ。このサミットで豪華なディナーを出したらどういう批判が来るかわかりそうなものだけどな。
日本って、ひとりひとりの担当者は優秀な実行者たちなんだと思う。でも縦割りなので意識が統一できていない。もしくはコミュニケーションの勘所がわかっていない。組織を横断して発想できるコミュニケーション・デザイナーみたいな人がいればなぁと思う(総理がそれをするには多忙すぎる)。もっと「見せ方」や「やり方」を上手に演出してほしい。

サミットとは関係ないけど、パリに留学している後輩がこんなことを書いていた(多少手を入れて引用)。こちらでの日本人の評判のよさにはいつもびっくりしてる。
学校の誰に聞いても「日本人ほど丁寧でやさしくて謙虚な人はいない。」って答えるし、友達のソフィアのパーフェクトな気遣いやユーモア、アメリカ人とは思えぬ謙虚さを「なぜ!?」って聞いた時、「日本人をまねしてみたらこうなったの」って教えてくれた。

私からすると、韓国人にも似たものを感じるし、それがヨーロッパの人なら尚更だろうって思って聞いても、「韓国人と日本人は全然違う!日本人の方がやさしい。」って誰もが断言。パリのコルドンのシェフの奥様も全員日本人だよって聞いた。ジェニファーは「日本人でいやな人がいるなんて想像もつかない!」と断言。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。