Where's George?
2008年7月13日(日) 9:07:32
旅行用財布のドル紙幣を整理していたら、赤いスタンプで「www.wheresgeorge.com」と押された1ドル紙幣が出てきた。お。ついに巡り会ったか。ずいぶん昔から(調べたら1998年から)やっている「Where's George?」という有名な「遊び」である。ネット初期の頃は話題になったが、まだやっていたのね。もちろん、Georgeというのは紙幣の肖像になっているジョージ・ワシントンのことである。
よく古いお札とかを見て「この紙幣はどんな人生を送っているヒトたちの手を経てボクの元に届いたのだろう」と想像して楽しむことがあるが(ない?)、このサイトはそれを実現したものだ。「www.wheresgeorge.com」とスタンプされた紙幣に巡り会ったら(スタンプするのは違法だとは思うが)、サイトにアクセスして、紙幣に印刷されているBill Series番号とシリアル・ナンバーを入力。そうするとその紙幣の長い旅の履歴を見ることが出来る。
ボクがハワイのどこかの店で手に入れた1ドル札はワシントン州のヒトが登録していた。
ワシントン州のロングビューという街。登録したヒトのコメントは「Received from Svenson and Svensson Liquidator's on Vandercook Way in Longview, Washington. DG」とのこと。Liquidatorって辞書で調べたら破産管財人だって。何があったんだ?(笑)
Google Mapで見てみたら、その破産管財人の事務所はココにある。航空写真でアップで見るとココ。この黒い屋根か白い屋根の事務所からこの紙幣は来たのだな。そーかそーか、かわいいかわいい。
それにしても、ワシントン州とオレゴン州の境目のこんな田舎から何人の手を経てホノルルまで来たのだろう。
その間の履歴はなく、次がボク。まぁこのスタンプに気づかなければサイトにアクセスしないし、気づいても参加しない人、遊びを理解しない人もいるだろうからどう旅をしてきたかわからないが、たぶん、西海岸の誰かがどういう理由かでホノルルに来て、どっかの店でこの紙幣を使い、それが回り回ってボクに届いた、ということなのだろうな。そんなに痛んでない紙幣なので、数十人の手しか経てない気がする。
紙幣にもIPを振れる時代が来たら(来るかな?)、紙幣の軌跡をトラッキングして、それを世界地図に映し出すアートも出現するだろう。いろんな人の手から手へ渡っていくその軌跡は、経済流通という意味を越えて、コミュニケーションそのものである。面白いなぁ。見たいなぁ。
この1ドル札は、しばらくは我が家のタンスにしまわれるが、来年NYにまた行くときにたぶん使う。ワシントン州〜ハワイ〜東京〜ニューヨーク。キミは意外と長距離移動クンだね。たぶん紙幣仲間にうらやましがられると思うな。ハワイや東京なんてなかなか行けないよ(もうひとりのGeorgeであるブッシュなんて、大統領になる前は、外国なんてメキシコしか行ったことがなかったくらいなんだ。キミは勝っている)。
