みずの実

2008年10月 3日(金) 7:42:50

昨晩行った店にも「みずの実」があった。
みずの実。東北の方の山菜で晩夏が旬。茎の部分に実がついている独特な山菜。シャクシャクした食感で実にうまい。東京ではまだ知らない人が多いが、数年前から「みずの実」を出す割烹や居酒屋がポツポツ出てきた。今年は3軒目の出会い。初めて食べてからボクはずっとみずの実のファンで、メニューにあったら必ず頼む。

みずの実を食べつつ、昨晩は珍しく会社談義。
新たに部長になった後輩とふたりで飲んだのだが、彼の悩みや不安がびんびん伝わってきて、こちらも妙に熱心に自分の体験などを語ってしまった。食事の場で会社の話とかほとんどしないので(消化に悪いし)、逆に新鮮。しゃべりながら、あぁ自分はこんなこと考えているんだ、と自分の思考を確認した感じ。

なるほどこうやって世のオヤジたちは会社談義・仕事談義・人事談義をするのだなぁ。
麻薬(やったことないけど)みたいに気持ちがいいのも少しわかる。だらだらと仕事周辺の話をしていると変なカタルシスがある。でもやはり封印しよう。仕事が終わったら、なるべく仕事と関係ない人と食事をし、仕事と関係ない話をする(結果的に後で仕事につながることはあるが)。ずっと心がけてきたこの方針は、こういうちょっとしたカタルシスから崩れていく。

どう死んでいくか

2008年10月 2日(木) 8:31:25

野茂英雄が引退し、桑田真澄が引退し、王貞治が引退し、清原和博が昨日引退した。

この寂しい感じは、例えば今の若い人たちがそのうち「イチローが引退し、松井秀喜が引退し、松坂大輔も引退した」という未来を経験すると思うが、たぶんそれに近いだろう。

野茂と王は後悔しながらの引退であった。「らしい」と思う。後ろ髪引かれながらの引退。
でも、桑田と清原は(内心はどうあれ)すっきりさっぱり諦めての引退。これまた「らしい」と思う。がんばった自分をねぎらいつつの引退。

主治医かつ現役シンガー

2008年10月 1日(水) 9:45:51

胸が変、という症状について恐怖体験談をいろいろいただきました。心肺機能に自信がある方でも突然なるのが心臓関係の病気なんですね。「ま、なんとかなるさ」と甘く考えていたボクもさすがに怖くなって病院行きを考えていたところ、タイミングよく主治医である「まーく」さんから「その症状だとこうこうこういう可能性があります。不安ならすぐ来てください」というメール。ハイ、スグ、イキマス…。

まーくさんは医師にして、現役のシンガー・ソング・ライターでもある。
ボクが中学生のときに毎晩聴いていた深夜放送「たむたむたいむ」のスター。この番組、リスナーから持ち込まれた歌を紹介する「自作自演の歌」というコーナーがあり、そこでハックルベリーフィンというデュオ・グループの「流れ星」という歌がしょっちゅうかかっていたのだ。番組最大のヒットじゃないかな。なぜメジャーで売り出さないのだろうと思うくらいの名曲で、ボクも大好きだった。いまでも暗唱できるくらいよく歌っていた。そのデュオ・グループのふたりのうちのひとりがまーくさんなのである。

人生とは不思議なもので、35年近く前の暗い夜、ラジオにかじりついて聴いていたあの曲を歌っていた人が、いま主治医的にボクを診てくださっている。

プレゼンって学校の必須課目にした方がいい

2008年9月30日(火) 7:12:22

昨日の朝は快調。昼も快調。お? この快調感は久しぶり! と喜びつつ溜まった雑務や打ち合わせをこなしていたが、夕方くらいに急にふらふらになった。あれ〜と思う間もなく一気にガス欠症状。体力の底が浅くなっている模様。もう眠くてしんどくて倒れそうだったが、講演があったのでとりあえず向かう。

控え室で数分、気を失うように寝て、18時半から講演。
聴衆は20代30代を中心に120人。若手中心の伸び盛りの会社。業界トップクラスの活躍をしている会社でもある。富山での不出来が頭をよぎったが、眠すぎたこともあってか超リラックスして話を始めることができ、そのままリラックスしたまま最後まで。あぁやっぱりリラックスって大事だな。聴衆が満足されたかどうかは別にして、話す側としてはわりと満足できた。少し自信回復。まぁ時間がたっぷりあったのも良かった。やはり1時間半から2時間は欲しい(いまは伝えたいことがたくさんあるので)。上手に1時間にまとめるワザはまだボクには無理のようだ。今月は短時間の講演が多いのでちょっと憂鬱。

プレゼンって、学校の必須課目にした方がいいな。もしくはスピーチ。
社会に出たら相手にプレゼンする場面が激増する。自分自身がどういう人間かを相手に伝える場面も激増する。国際社会であればなおのこと。もう超必須技術である。でも、高校でも大学でもほとんど教えない。赤面せず、あがらず、リラックスして話すのは(しゃべりが得意な人を除いて)ひたすら場馴れと訓練が必要だ。座の空気を掴み、引っ張り、なごませるワザは、超不得意なボクでも「あぁこういうことか」とわかる瞬間がある。体系的に訓練したらきっと近道があるだろう。

「営み」の欠如

2008年9月29日(月) 12:08:42

久しぶりに寝た。長時間。ひたすら。崩れるように。

ずっと休んでなかったこと、地方への往復、深夜作業、仕事や講演の様々なプレッシャーなどが一気に来たらしく、なんかいくら寝ても疲れがとれない感じだった。胸が変。締め付けられるような違和感があり、それがとれない。マラソンを走ったあとのような胸の痛み。まぁ今朝はそれがとれていたのでもう大丈夫かな。たぶんストレスだろう。もろもろやりすぎ。

家族は旅行に行っているので、誰もいない日曜日だった。あ〜寝たな〜。多少起きている時間があったが、頭はまったく働いておらず、さなメモだけはいつの間にか更新していたが(習慣とはすごいもんだ)、それ以外は思考停止。いま大地震が来てもボンヤリ当然のように受け入れちゃうのではないか、と思うくらい思考停止。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。