どう死んでいくか

2008年10月 2日(木) 8:31:25

野茂英雄が引退し、桑田真澄が引退し、王貞治が引退し、清原和博が昨日引退した。

この寂しい感じは、例えば今の若い人たちがそのうち「イチローが引退し、松井秀喜が引退し、松坂大輔も引退した」という未来を経験すると思うが、たぶんそれに近いだろう。

野茂と王は後悔しながらの引退であった。「らしい」と思う。後ろ髪引かれながらの引退。
でも、桑田と清原は(内心はどうあれ)すっきりさっぱり諦めての引退。これまた「らしい」と思う。がんばった自分をねぎらいつつの引退。

ボクはどっちの引退の仕方をするかな。いや、仕事ではなく、人生の。

後ろ髪引かれながら反省しつつジタバタ死んでいくか、自分をねぎらいつつ「まぁよくやった」とすっきり死んでいくか。

一見、後者の方がいい人生のように思えるが、前向きなのは前者。進歩を止めないのが前者。

後者は「自分をねぎらう準備を事前に無意識にしだす」と思う。
その準備が進歩を止める。これで満足しようと無意識に手綱を緩める。

足るを知る、のではなく、足りたと知れ、に近くなる。
その感じがちょっと違和感。

ボクは野茂・王タイプかな。

まだまだやれるのに何故がんばらないのかと自分を責めつつ、格好悪くジタバタ死んでいきたい。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事