映画「おくりびと」
2008年11月 2日(日) 9:26:46
遅ればせながら映画「おくりびと」を観た。
脚本の小山薫堂さんと少々おつきあいがあるので「なんとか時間を作って観ておこう」と無理矢理行った感じだが、観ておいて良かった。第32回モントリオール世界映画祭グランプリはだてじゃない。静かで小さくて温かくて、でも見えない奥底で嵐が吹き荒れているのが肌身で感じられる、そんな映画。その奥底の嵐が表面に出るか出ないかギリギリの表現になっている。ハリウッドにはできない抑制。
納棺師が主人公なので、映画は死で満ちあふれている。でも、これでもかと死を描くことで生の躍動を浮かび上がらせる、みたいな定型に陥っていないのがこの映画の大人なところ。死にも生にも客観的だ。ポンッと物としてそこに置かれた感じ。その解釈は観客に委ねられている。だから観客はそれぞれの体験に重ね合わせて観ることができる。うまいんだな、困ったことに。
三連休ではあるが
2008年11月 1日(土) 12:24:21
さきおとといの17時すぎに受けた「一週間後にプレゼン」という仕事。
翌朝おとといの午前中にスタッフを選んで一緒に打ち合わせ。その後社外スタッフも入れて昨日打ち合わせ。少し感じが掴めてきたのが昨日の夜遅く。だいたいこんな方向かなぁ…。でも土日月と三連休なことを忘れていた(!)。三連休あけたらもう火曜じゃん。水曜がプレゼンなので火曜に一気にまとめないといけないじゃん。実質あと一日しか営業日ないじゃん!
とか焦っていたら、営業さんが「クライアントに根回ししたいので、火曜には完成したものが欲しい」と。
ねぇねぇ、三連休あけの午後には完成品が欲しいってさ、それって三連休仕事してなんとかまとめろ、と言いたいわけ? ボクはそういう非人間的な仕事は受けません。というかもともと泣き落とし的に頼んできた仕事なのにそんな無理がよく言えるね。だいたい直前にそんなこと言ってスタッフに三連休の予定があったらどうするのよ。と怒った。ら、横にいたスタッフたちがのほほんと「三連休、仕事しますよ?」と普通に言いやがる。おーい。ちゃんと休もうよー。そういう仕事スタイルやめようよー。つか、要するに自分の三連休がつぶれるのが痛いだけだったりもするんだけど、でもさ、人生を仕事に牛耳られるのだけはやめようよー…。
実はこの三連休、沖縄に行く予定であった。
遊びではなく個人プロジェクトの件だったのだが、それが数日前に先方の都合で中止になり、だったら久しぶりにとことん休もう!と思っていたのである。先週も連休できなかったしね。
まぁそういう意味ではこの土日月の予定はない。予定はない。予定はないがっ。休みたいのだっ。もうカラダがそろそろ限界なのだっ。キミたち30代とは違うのだっ。
湊かなえ著「告白」
2008年10月31日(金) 8:40:16

湊かなえのデビュー作「告白」を読んだ。
第29回小説推理新人賞を受賞した短編「聖職者」を第一章にすえ、そこから第六章まで6つの連作で「聖職者」で提起した世界を展開させている。
その展開は様々な憎悪という感情で結びつけられており、憎悪という切り口で現代社会の綻びを描きあげている。各章のいろんな憎悪に直面するたびに読者は立ち止まらされ、途方に暮れるだろう。身につまされる部分もあるし違和感を感じる部分もある。読み終わって「現代日本は憎悪で構成されているのかも」と思わされるあたり、この作家の力量を感じる。
はっきり言って第一章「聖職者」は傑作だ。息を呑む。
女性教師の独白のみで構成されているのだが、ものすごい集中力と密度で語られる事件の衝撃たるや。その衝撃は第二章、第三章と告白者をかえて語られる。その語られ方が「核心にあえて触れない」絶妙な距離感ゆえ、非常にもどかしく、ページをめくる手が止まらない状況となる。
また修羅場か…
2008年10月30日(木) 6:51:01
今日はプレゼンがひとつあり、別のクライアントにも提出ドキュメントがひとつあり、両方ともわりと重いのでスタッフの多くが昨日の晩から徹夜している。
ボクもメールなどで途切れ途切れに参加。
徹夜は若いときに死ぬほどやったので、もう若手に任せてつきあわないことにしているが、どうしても「みんなが起きているのに自分だけ寝てて申し訳ない」という後ろめたさが残る。昔のボクの上司みたいに「あとはよろしく〜!」と後ろめたさなくサッサと帰り、翌朝、徹夜した人の気持ちなんか考えずに「ここ出来てないじゃん。やり直し〜」とヌケヌケと言える神経を身につけるべきなのか。仕事とはそういうもんなのだ、という気もするし、今の若者はそれでは動かない、という気もする。
まぁプレゼン前日に徹夜しなくていいようにスケジュール管理する、というのが一番なのだが…。
ちなみに、今日のこのふたつを終えると少し山を越えるはずだったのだが、昨日の17時すぎにふたつ続けて新しい仕事が入った。ひとつは一週間後の小プレゼン。もうひとつは一ヶ月後の大プレゼン。嗚呼また修羅場か…。「しばらくは少しだけ楽になるぞ」と喜んでいた矢先だったので、ちょっとショック。いや、かなりショック。
寝た寝た〜
2008年10月29日(水) 6:59:14
昨日の夕方、会社のデスクでふと気づく。
おや? 今日の夜、仕事ない? 会食もない?
ぃぃぃいっっそいで家に帰り、まず夜ご飯まで寝た。30分寝た。いかに自分に疲れがたまっているか理解する。そしてサッと夜ご飯。食べ終わってもまだ20時半。メールチェックしたくなる自分を抑えて、歯を磨いて着替えて、とりあえずベッドへ。まだ21時前だ!
なんか早朝覚醒せず済みそうな予感と共に横になる。
一応、湊かなえの「告白」を寝付きの友として読み始めたが、すぐ眠くなる(本が面白くないわけではない)。あぁ、眠くなってくれた! 来てくれてありがとう、睡魔!
