村上春樹講演全文。そして新聞の取材力

2009年2月20日(金) 8:16:49

村上春樹の「エルサレム賞」講演全文が47NEWSに載ってますね。日本語訳全文はこちら(英語原文はこちら)。現地で記者が録音したものから書き起こしたようなので、ほぼ正確な全文ということだと思います。

なお、個人的保存のためにボクのサイト上にも引用しておきました(こちらから)。なぜわざわざそんなことをするかというと、ほぼ永久にサイトの内容(リンク先ニュース原文)を消さない海外ニュースサイトに比べて、日本のニュースサイトは一定の期間が経つと原文を消してしまい、リンク切れが起こるからです。

取材に人件費などのお金がかかっているものをタダで提供すること(使われてしまうこと)への新聞社のささやかな抵抗だとは思いますが、もうそんな時代ではありません。堂々とタダで提供し「さすがプロの仕事は違う」とネット住民に思わせ、新聞本紙を見直させる方向で動くべきだと思います。

ドゥダメル放映!

2009年2月19日(木) 7:52:44

明日の金曜日(2/20)、NHKでドゥダメルの放送がある。
ボクが「生涯トップかも」と感激した去年12月17日の東京芸術劇場でのコンサートの録画も流れる。ボクの長い長い感想はこちら。あぁもう一度あの夜に戻れる! とはいえ、あの生の良さをそのまま取っておきたい気もする。録画はやっぱり録画。録画映像を見ちゃうとあの生の鮮烈な感激が少し変質するかもなぁ。不安だけど、でも観ないわけにもいかない。ちょっと悩ましい。

予告サイトによると「マンボ」や「マランボ」は放映しないみたいだが(残念!)、あの強烈な「チャイコフスキー交響曲第5番」はやるようだ。あわせてベルリン・フィルを振ったヤツも(ここでマランボはやるかも)。ただ、あのアンコールの熱狂は流して欲しいなぁ。スナップ的に入るのかもしれないけど。

2月20日22時30分〜24時45分。NHK教育テレビ「芸術劇場」にて。絶対チェック!

村上春樹「エルサレム賞」受賞スピーチ

2009年2月18日(水) 8:06:26

村上春樹の「エルサレム賞」受賞スピーチが話題になってますね。
ボクもさっそく読みました。ハルキ追っかけとしてはとても興味深いものでした。

まだいまのところ英語の出典は「エルサレム・ポスト」のみなのかな。
この新聞、イスラエルに都合の悪い部分をカットしているようだけど、一応それの直訳ハルキ風和訳にもリンクを張っておきます。それといろんな出典から切り貼りして、より原文に近いところまで再現している労作がコレコレ。そのうち原文が出てくると思うので、出たら追加でそこにもリンクを張っておきますね。 仮に壁が堅く高く、卵が潰えていようと、たとえどんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていようと、ぼくは卵の側に立ちます。
 何故でしょう? ぼくらはそれぞれが卵だからです、ユニークな魂が閉じこめられた、脆弱な卵だからです。ぼくらはそれぞれ高い壁に直面しています。高い壁とはすなわち、ぼくらに普段通り個人的には考えさせないよう仕向けている、システムにほかなりません。(直訳より)「システム」という言葉を得て、彼のいくつかの主題がボクの中でよりクリアになりました。もちろん「卵と壁」という言葉も重要だけど、「システム」という言葉がなんだかとてもすんなり心に入ってきました。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と「アンダーグラウンド」に通底するものがすぅっとシンプルに整理できた感じ。そしてなんとなくスリーフリッパーのスペースシップの哀しみも。

朝から静かな気分です。

定例会

2009年2月17日(火) 12:14:27

昨晩は「定例会」で会食。
定例と言ってもなかなか予定が合わず、約1年ぶりの開催。4人の食べ好きがあつまって美味しいものを食べる会である。この4人だとボクがもっとも店を知らない。そんなメンツ。怖い怖い。持ち回りで店を選ぶんだけど、自分の番は実に緊張する。今回はボクの番じゃなかったので気楽だったけど、前にボクが選んだときは少しハズしてしまった。いや、一般的にはハズレではないんだけど、みんなのレベルが高すぎて少しハズした。まったくもう怖すぎるよ。

昨晩は著名なゲストを2人お呼びして6人で。
一軒目はしゃぶしゃぶ。二軒目は隠れ家ワインバー。どちらもとても良い店だった。独立やら受賞やら結婚やらのお祝いごともあり、なごやかで楽しい会だった。それぞれの分野の大御所ばかりではあるけど、なんとなく気が合うせいかとても気楽。最近になくくつろげたかも。

このままメンバーが増えていきそうな感じ。今回お呼びできなかった方がなにやら「激怒」されているらしいので(笑)、次回は7人かな。そうなったら、放送、出版、ネット、映画、芸能、イベント、広告、と、各分野が揃う(別の意味で)もっと怖い会になる。怖いけど面白そう。今年中に開催したいけど、予定合わせるのが至難の技っぽい。

鳥羽で絶品かき

2009年2月16日(月) 8:15:24

最終日の日曜日はまず鳥羽に出かけた。
お目当ては「中山かき養殖場」。メールで教えてもらった店で、1個100円で生かきや焼かきが食べられる。鳥羽駅まで伊勢市から15分くらい。いきなり風光明媚な景勝地。そこからタクシーでパールロードの入り口付近にある「中山かき養殖場」へ。

ここがねぇ…。なんつうか絶品すぎて。
まずは生かきからいただいたのだけど、採れたての浦村かきを殻をむいた直後に口に入れる。あーうめぇ。海水が塩辛いので軽く水で洗うんだけど、それでも海の香りがブンと鼻にのぼってくる。レモンを少しかけたいけど、ポッカレモンしか置いてないのが難。次回はレモン持参だな。あ、それとシャブリも。

でも、炭火で焼く焼かきを食べたら生かきの印象もすっ飛んでしまった。
店の外で盛大に煙を上げながら焼いてくれるのだが、これがまた…。生かきよりも濃く「かきエキス」が感じられてもう至福の時間。うまいなぁ。これ全部1個100円。タクシー飛ばして来る価値あり(他のお客さんはみんな自家用車だったけど)。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。