村上春樹「エルサレム賞」受賞スピーチ

2009年2月18日(水) 8:06:26

村上春樹の「エルサレム賞」受賞スピーチが話題になってますね。
ボクもさっそく読みました。ハルキ追っかけとしてはとても興味深いものでした。

まだいまのところ英語の出典は「エルサレム・ポスト」のみなのかな。
この新聞、イスラエルに都合の悪い部分をカットしているようだけど、一応それの直訳ハルキ風和訳にもリンクを張っておきます。それといろんな出典から切り貼りして、より原文に近いところまで再現している労作がコレコレ。そのうち原文が出てくると思うので、出たら追加でそこにもリンクを張っておきますね。

 仮に壁が堅く高く、卵が潰えていようと、たとえどんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていようと、ぼくは卵の側に立ちます。
 何故でしょう? ぼくらはそれぞれが卵だからです、ユニークな魂が閉じこめられた、脆弱な卵だからです。ぼくらはそれぞれ高い壁に直面しています。高い壁とはすなわち、ぼくらに普段通り個人的には考えさせないよう仕向けている、システムにほかなりません。(直訳より)
「システム」という言葉を得て、彼のいくつかの主題がボクの中でよりクリアになりました。もちろん「卵と壁」という言葉も重要だけど、「システム」という言葉がなんだかとてもすんなり心に入ってきました。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と「アンダーグラウンド」に通底するものがすぅっとシンプルに整理できた感じ。そしてなんとなくスリーフリッパーのスペースシップの哀しみも。

朝から静かな気分です。

※講演全文が出ました。こちらの記事からどうぞ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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