ボリショイ・バレエ来日! 〜「スパルタクス」
2012年2月 1日(水) 18:01:27
昨日は東京公演初日。
今回は偉大な振付師ユーリー・グリゴローヴィチの振付・演出作品から3つの公演である。「スパルタクス」「ライモンダ」「白鳥の湖」の3作品。昨日はその中でも「もっともボリショイらしい」と言われる名作「スパルタクス」であった。
去年11月に、この「グリゴローヴィチ・フェスティバル」の初日であるモスクワ公演(「眠りの森の美女」)を観た。新装になったボリショイ劇場で。 でも、ここ東京での公演は、本場モスクワでの盛り上がりの数倍の盛り上がりだった。ボリショイの人たちが「日本大好き!」と口々に言うのもよくわかる。本当に温かい声援と拍手の嵐。大熱演にきちんと応え、ダンサーを勇気づける。
というか、そんな大拍手も当たり前なくらい、昨晩の公演は本当に素晴らしいものであった。
主演は、12月に(超超惜しまれながら)ボリショイからミハイロフスキー劇場に移籍してしまった大スター、イワン・ワシーリエフ。彼のダンスは何度か観ているが、もう、なんというか、超絶である。軸はぶれないし跳躍も異様。熱く迫ってくる演技も素晴らしい。今後「伝統のボリショイ」にもっと揉まれて磨かれていくダイアモンドだと思っていたので移籍は本当に残念なんだけど、でも仕方がない。というか、東京で彼のダンスを観られるのは至福だ。
バレエというと女性的なイメージがあると思うけど、そんなイメージを覆すのが、この「スパルタクス」という演目。とにかく男性の群舞がすごい。ものすごく熱い。ちょっと田舎くさいくらい熱い。そういうところがボリショイの特徴と合っているからこそ「もっともボリショイらしい」と言われるんだろうな。
つか、主演のワシーリエフのフェロモンのすごさは、男のボクでもクラクラした(最前列だったこともあるがw)。セクスィ部長どころの騒ぎではない。脇の下からフェロモン爆弾が可視化されて飛んでくる感じw
ハチャトリアンのすばらしい音楽。ボリショイ劇場管弦楽団の演奏も見事。その音楽に完璧に合体しているグリゴローヴィチの振付。そして世界トップクラスのダンサーたち。
いやぁ。世界最高がここにあるなぁ。見事に圧倒された。最高の舞台だった。
今回の来日では、「スパルタクス」2本、「ライモンダ」1本、「白鳥の湖」3本を観る予定。ちなみに劇場パンフレットに駄文も書いてます。
終演後はオープニング・パーティにちょっとだけお邪魔して、一緒に来日した岩田守弘くんといつものハグ(彼は2/9の夜の部の「白鳥の湖」で踊る)。
芸術監督のフィーリンやワシーリエフ、アレクサンドロワ、ルンキナ、シプーリナ、ヴォルチコフなど、その夜のキャストもパーティに参加していたので身近で観ていたが、舞台であんなにフェロモンぶりぶりなワシーリエフがとても普通だったのは意外だったな。彼とオーシポワとのペア、また観たい…。
写真は上はジャパンアーツのブログから拝借した(左からヴォルチコフ、シプーリナ、ワシーリエフ、ルンキナ)。下のはオープニングパーティでフィーリンに熱く紹介され照れている岩田くんの遠景w フィーリン、意外と話が長いw
