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博多で5時間30分の講演

2012年2月11日(土) 11:44:19

博多にいる。

昨日は博多のグランドビジョンという会社で5時間30分の超長時間講演。今日は宣伝会議福岡教室で授業。

グランドビジョンという会社(写真は天神にある会社ビルの外観。アジア一の壁面緑化ビルを目指しているらしい)、電通九州から独立した中尾賢一郎くんがやっていて、彼はボクが電通時代にその才能をとても買っていた可愛い後輩。博多の地でユニークなコミュニケーション・デザイン案を次々と実現していったフロンティアでもある。そんな後輩から頼まれたらイヤとは言えない。彼が社長をやっているこの若くていきいきしている伸び盛りの会社に講演しにきた。

でもさ、2時間、いや長くても3時間くらいのつもりで行ったのだけど、まさか5時間30分もこき使われるとは!w 

どうも酔ってるときに「ちゃんとコミュニケーションデザインからソーシャルメディアまで講義するなら4時間以上かかる」と彼に言ったらしく、「いいよ? やるよ?」とか先輩面したらしいのである(笑) 自業自得。ええ、がんばって話しきりました。

前半はコミュニケーション・デザインとは何か、という話。なぜいままでのやり方ではダメなのか、という話。生活者本位に発想するとはどういうことなのか、という話。

まぁ基礎の基礎なのだけど、実はこれが出来ている人はとっても少ない(日本全国見渡してみても)。
というか、ボクも厳密には出来ていないと思う。言葉でいうのと実行するのとは雲泥の差があるくらい難しいのがコミュニケーションデザインの世界。

後半はソーシャルメディアをどう捉えてキャンペーンメイクしていくべきか、という話。ソーシャルメディアの基礎から、コミュニケーション・プランニングのプロとしての捉え方、活用法などまで、概論的に話をした。

地方はまだまだソーシャルメディアの普及率が低いから、その現状をよくよく見つつプランニングしないといけない。でも上手に活用すると「地方だからこそ」の有利さが見えてくる。

地方におけるソーシャルメディアの友人・知人関係(ソーシャルグラフ)は、その地域の人間関係の強い結びつきで構成されることが多い。そのプラットフォームはマスマーケティング時代の都市一極集中を壊すような潜在能力を秘めている。

そこにソーシャルメディア時代の勝機がある。地方企業も地方紙も地方局も。
だからボクは地方に力を入れている。地域の結びつきがソーシャルグラフで再活性化するとき、真の「地方の時代」が来ると思っているし、影響力が減っていくマスマーケティングもそこを無視できないはずだからである。

ここ5年、10年、地方はホント面白くなりはじめると思う。
そのお手伝いを少しでもすべく、どこでも行きますよ。カラダが続く限り。ご希望の方はメールでご召喚ください。

※昨晩の博多の夜は「手島邸」という洋画家手島貢さんの一軒家を利用したすてきな空間でご飯をいただいた。雰囲気が実に良く料理もなかなか。いい店がどんどん増えているなぁ…。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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