台湾で講演。ボクたちはいい隣人を持っている

2011年5月26日(木) 8:35:16

一泊で台湾に来ている。

台湾の広告会社への講演をふたつ引き受け、昨日の夕方にひとつ、今日の午前中にひとつやり、今日の20時には羽田にとんぼ返りしているという慌ただしいスケジュール。会社辞めたんだからもう少し余裕あるスケジュールにすればいいのになぁ、と我ながら思う。

こんな慌ただしさだから昨日も空き時間がまったくなく、さなメモも書けなかったしメールも読めなかった。

朝10時50分の便で羽田を発ち(EVA航空って初めて乗ったけどなかなか良かった)、見逃していた映画「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」を見終わったころにはもう台北の松山空港に着き、そこから15分くらいで講演会場に着き、台湾のビジネスの現状などを習い、それに合わせて講演スライドを直しているうちに16時の講演開始時間になり、2時間半の講演をし(主にSIPSについて話した。同時通訳付き)、ホテルにチェックインして荷物を置いてすぐに主催者の方々(山口さん、江本さん、菅波さん)と「湯王RESTAURANT 品田餐廳」という店にご飯に行き、そのままもう一軒、もう一軒と飲みに行き、ホテルに帰ったら午前1時(日本時間の午前2時)。

こりゃ空き時間ないわ。
今日も午前中に講演をして昼ご飯を食べたらもう夕方の便で帰る。慌ただしいな。

でも、こんなスケジュールでも仕事を受けたのは、キレイゴトに聞こえるかもしれないけど、「台湾のためならがんばるぜよ気分」であることが大きい。

義援金160億円(5月現在)。
人口2300万人の国で、しかも平均月収が10万円程度の国で、実質的に世界トップのこの金額である(金額的に同額程度らしいアメリカは人口が10倍であり月収も3〜4倍)。

以前の台湾大地震のときに、日本がどこよりも早く援助し、救援部隊や仮設住宅建設部隊などがかなり活躍したらしく、それへの感謝の気持ちも大きいらしい。
でも、それにしてもすごい額だ。日本への大規模なチャリティ番組があったらしいが、馬総統夫人は4時間半、一般人にまじってチャリティの電話受付をしつづけたと言う。

日本は台湾(中華民国)と正式な国交がないので、表立って感謝の意を伝えられないのは仕方がないと思う。ボクの独立後初仕事になった「4.11海外感謝新聞広告」も台湾には出稿できなかった。
でも、そのあとに民間の有志による感謝広告が出稿されたように、民間ができることはたくさんある。台湾に旅行に行くとか、台湾とビジネスするとか、台湾のものを買うとか。とかとかとか。

てな気持ち。
まぁボクが講演したからって何がどうなるわけでもないが、台湾相手のことであれば、これからも何でも引き受けますw(→台湾関係者の方々)


おとといの晩、「明日と明後日、台湾で二回講演します。皆さんからの台湾への感謝メッセージ、ツイートしてくれればプリントアウトして伝えます。日本語でオッケー。@satonao310まで。」とツイートしたら、たくさんメッセージが集まった。

講演では冒頭に感謝の言葉を述べさせていただき、これらのツイートをいくつかを読み上げさせていただいた。これらはプリントアウトして渡す予定。会社の廊下とかに貼り出してくれると思う。ツイートくださった方々、どうもありがとう。

台湾に住む日本人もがんばってくれていて、夜に一緒だった菅波剛さん(台湾の広告業界の風雲児にして寵児)は、台湾で「だいじょうぶニッポン」というキャンペーンを張ってくれている。「日本は旅行しても大丈夫。日本に行こう!」と、台湾のスターたちの協力も得て、テレビなどで呼びかけてくれているらしい。ありがたいな。

ということで、今日もこれから講演。
人生のベスト・オブ・ブレックファーストのひとつと思っている「阜杭豆漿」(改築してキレイになってしまったらしいのが不安だけど)に行きたいが、時間があるかな。寝坊してしまった…。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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