不死身の宮崎優子バーテンダー

2010年8月16日(月) 9:04:21

先週の金曜に夫婦で浅草「龍園」に行った。
この日以来の訪問になるが、相変わらずとてもおいしい。シェフが現地まで行って確かめた旬の食材の味を最大限活かしたメニューの数々。この店では「おまかせ」にしてシェフが繰り出してくるあの手この手を楽しむのが一番だが、塩かに玉とか上湯チャーハンとかの定番が出てくるかどうかが賭けになるのが難(笑)

食後、もうすぐモスクワに帰ってしまう岩田守弘くん(モリ:ボリショイ・バレエの第1ソリスト)と待ち合わせ、大森のバー「テンダリー」へ。前回モリと一緒に行って、モリがすごく気に入ってくれたバーである。「また行きたい」というので夜中に待ち合わせた。

最近二軒目にあまり行かないようにしているボクなので(酒を飲み過ぎると翌日疲れるので)、「テンダリー」にも二三ヶ月来てなかったのだが、その間に大変なことが起こっていたらしい。

なんと、店長の宮崎優子さん(全日本カクテル選手権で優勝しているほどの腕前)が脳梗塞で倒れていたらしいのである(!)

彼女とボクは同い年(1961年生まれ)で、1961ヴィンテージの会みたいなものも開いたことがある仲。
でも、倒れたことは全然知らなくて、先週だったか「ようやく復帰しました!」というメールが来てはじめて「しばらくお店を休んでいたのだな」と知った感じ。で、金曜に行って、その原因が脳梗塞だったと聞いたのだった。

脳梗塞かぁ…。でも全然後遺症みたいのないですね?
「はい、おかげさまで。幸せなことに言葉も反応もほとんど通常に戻りました。ちょっとだけ左手に力が入りにくいので、シェイカーの振り方が変わったかもしれません」と宮崎さん。そして「40日で復帰できたんですよ」とも。

たった40日!
40日ってすごい!

シェイクするカクテルはなるべく別のバーテンダーに任せて、まだ1日5回ほど振るに限っている、ということだが、聞いたらその日はまだ振っていないとのことなので、アイスブレーカーを作ってもらった。相変わらず美しいシェイク姿。「全然変わらないよ?」と言ったら「でも音が少し違うんです」とのこと。あぁそういえばあの鈴の音のような宮崎さんのシェイク音とはすこーし違うかも。でも言われないとわからないレベル。

それにしても不死身だなぁ。よくぞ無事に復活された。お土産にテンダリーの団扇をもらったので、頼んで「不死身の優子」とサインをしてもらった。強力に魔を退ける団扇である。玄関に置こうかなw

翌日、新聞を読んでたら、西城秀樹の記事があった。
彼も2003年、48歳にして脳梗塞を発症したらしい。思うように言葉を発音できない障害が残り、完全復帰するまで約3年かかったという。

彼女は49歳で脳梗塞。彼は48歳で脳梗塞。そしてボクは今49歳。

……もうそんな年齢なんだなぁ。徹夜仕事とかしている場合じゃないな。いやマジで。少しはカラダをいたわることを覚えないと。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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