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「東北食べる通信」から完熟牡蛎が届いた!

2013年7月30日(火) 9:29:50

まだ知らない人も多いと思うけど、この「東北食べる通信」という新企画、めっちゃ美味いしおもろいよ。

月々1980円で、数ページの雑誌(新聞?)と食材が家に届くのである。
しかも被災地の生産者から。その生産者のストーリーや食材のストーリーと共に。

創刊号(申込終了)では、石巻の牧浜から阿部さんの完熟牡蛎が届いた。

東京の大手企業で営業していた阿部さんが、震災をきっかけに家族を鎌倉において故郷石巻にUターン。脱サラ漁師になって苦労して育てた完熟牡蛎である(このページによりくわしいストーリーが載っている)。

いまの季節に牡蛎〜?
普通はそう思う。でもそれも阿部さんの思いを読めば納得する。

石巻で獲れる真牡蠣は、一般的には10月初旬から翌年3月末までとされている。
でも彼は言う。「そうではない。春以降の5月、6月にかけて一番おいしくなる。東北の遅い春の雪解け水が沢から川、そして海とつたい、豊富な栄養分を運んでくるから」と。7月はそれがおいしく食べられるギリギリなのだとか。

だから完熟牡蛎。
昨晩、焼き牡蛎にして食べたけど、いやいや味が深くてめっちゃうまいわ!

でね、この送られてくる雑誌がまたとてもいいのだ。
ちゃんと食材のことをくわしく取材している。勉強にはなるわ、ストーリーはわかるわ、とてもいい読み物になっている(写真やデザインもとてもいい)。レシピも載っているし、妻なんか「永久保存版ね」とすら言っている。

次号8月号は久慈の柿木さんの短角牛が送られてくる。
みなさんもぜひ定期購読を。1980円だったら絶対お得。ビバ!

と、ここまで「震災支援」とはひと言も書かなかった。
そう、支援!とか肩肘張る必要はなく、こうやって「美味しい」を目的にして、日常に普通に東北を入れ込んでいくのでいいと思う。「美味しい」が目的で、結果的に支援にもなる。それでいい。

友人の今村久美や本間勇輝とかが企画運営しているのだけど、彼らもそういう思いでやっていると思う。
結果的に支援にもなるけど、でも、普通に「美味しい」を、生産者のストーリーとともに、ぜひあなたの食卓にも。

まだまだいろんなアイデアが広がりそうなプラットフォーム。
真っ正面から応援します。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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