宮崎堪能

2009年9月11日(金) 6:54:10

昨日は講演と講演の間でぽっかり1日あいたので、まずは朝8時に自称弟子(宮崎在住)と待ち合わせて「おくのうどん」という朝からやっている地元人気店で朝ご飯。柔くて優しいうどんで胃をいたわる。で、そのまま、半休をとった彼のクルマで日南まで海岸沿いをドライブした。

宮崎って実はノーマークだったんだけど、ここまでキレイで快適なら住んでもいいなと思った。ボクの中での移住地候補急上昇。
南仏をひとりでドライブしたときの景色と酷似していて、海も山も抜群にキレイだし、点在する町や漁村もなんか貧相じゃなくていい感じ。太陽はサンサンと照りつけ、海にサーファーが遊び、花が咲き乱れている。どこにもゴミが落ちていない。人間はオープンで親切だし、海山川の幸がある。素晴らしい。

ものすごくいい天気の中、1時間半ほどかけてゆっくりドライブ。
日南市に着いて、日南在住の歯医者さん(この方も古い読者の方)と待ち合わせて、まずは飫肥(おび)の小玉醸造合同会社を訪問(昨晩ひょんな縁で訪問が決まった)。焼酎の「杜氏潤平」を出している蔵といえばわかるかな。この「杜氏潤平」、2年前にある方にいただいて飲んで以来、とても気に入っていた芋焼酎なのでうれしい。
ここで宮崎の有名高級スーパー「Foodaly」の宮田理恵さんたちと合流して、杜氏の金丸さんのお話を伺った。焼酎造りへの情熱がすごい。蔵もとても清潔で、従業員も丁寧に丁寧に作業している。ちょっとファンになったかも。
試飲は希少な「杜氏潤平 手造り紅芋 華どり 平成二十年作」。この「華どり」というのはいわゆる「ハナタレ」で、端(はな:一番最初)にタレてきた焼酎を熟成させたものだ。そして「ちょうど本当のハナタレがあるからそれも試飲して」と言われ、いまタレたばかりのも試飲して比べさせてもらった。タレたてのはバナナの香りとセメダインの香りが混ざった感じ。暴れ馬のように強く、まだ全くこなれていない。それが「華どり」として市販品になるとリンゴの香りが強く香り、セメダイン臭が消えている。めっちゃうまい。

一通りの工程を見させていただいたあと(2週間前に見た泡盛「春雨」の工程と比較できて面白かった)お土産ももらい、飫肥の町に出る。
飫肥って、これまたものすごくキレイな町でちょっと惚れた。この町の名物は厚焼き玉子。一番の老舗にして発祥が「間瀬田」ということで、その店のを食べた。「単なる玉子焼きだよね?」と油断していたが、プリンのような食感の、実においしいもの。うまひー。

自称弟子(宮崎在住)は仕事に帰ったので、歯医者さん(日南在住)のクルマに乗り換える。
BMW Z3ロードスター。「昼ごはんは富土(ふと)にある『いもと食堂』で食べましょう」というのでそこまでドライブしたのだが、なんつうか極楽だったな。空は晴れ渡り、透き通った海にはサーファーが遊ぶ。そこを二人乗りのオープンカーで走る。海沿いのカーブを曲がったところでカーステレオから「夏のクラクション」。いま口説かれたら落ちる(笑)

昼飯を食べた「いもと」がまたよかった。海の家風のシンプルな食堂なんだけど、2階の座敷からの景色が絶景。海岸の砂浜を見下ろし、窓をあけると海の音。料理は普通っぽい焼き魚定食なんかなんだけど、心底リラックスしてくつろげた。

宮崎市内の戻って、「わらべ」という店の「チーズ饅頭」を買い、ホテルにいったん帰ってからしばし仕事。
夕方、自称弟子(宮崎在住)が県庁関係に勤めているので、せっかくだから県庁見学に行ってみようということになった。今週か来週にはなんと「県庁見学者が100万人を突破」するらしい。東国原知事人気は相変わらず凄まじい。老若男女が見学している。すごいな。
ちょっとしたサプライズで河野俊嗣宮崎県副知事にもお会いできた。というか、このさなメモを読んでくださっているとのことでしばし歓談。照れくさし。

さて、夜ご飯。
自称弟子(宮崎在住)と歯医者さん(日南在住)につきあってもらったが、途中から、昼に「杜氏潤平」でお会いした宮田理恵さんも合流し、4人で遊んだ。彼女がとても明るい美人さんなので非常に盛り上がる。

まず、閉店時間が早い(17時45分)老舗の釜揚げうどん店「重乃井」で柔らかくて優しい釜揚げうどん。釜揚げうどんは宮崎名物なんだって。讃岐とはまったく違うタイプながら、これもうまいなぁ。うどんを食べ終わってから汁を丼に移して飲むとこれまたうまい。
次は割烹「ととや」で刺身やらメヒカリやら冷や汁。名物の冷や汁も今回食べたかったもののひとつ。うみゃ。焼き鳥「天祥」ではモモ焼き。天草の焼酎「池の露」と合わせるとまた抜群。バー「続人間」ではカクテルをいただいた。4人で一杯ずつ飲んで3800円(!)。安くていい店だぁ。
最後に通りがかった「にくまき本舗」で名物肉巻き(おにぎりを肉で巻いたもの)も食べ、解散。25時くらいだったろうか。どこもおいしくていい店だったな。メールでもたくさん「宮崎のオススメの店」をいただいたが、次回までとっておきます。ありがとうございます。

あー楽しかった。宮崎、とてもよい。今回でいろいろ人脈も出来たし、また是非来よう。お世話になった方々、本当にありがとうございました。

ということで熊本に向かう。高速バスで3時間。つらい…。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事