長岡にて

2009年7月30日(木) 8:26:45

昨日は新潟で昼に「みかづき」でイタリアン(新潟人のソウルフードだそうな。焼きそばにミートソースらしきものがかかった不思議な食べ物)、そして「畔上」で蕎麦を食べたあと、長岡へ移動。

実は曾祖父まで長岡に住んでいた。なので佐藤家の先祖代々のお墓は長岡の興国寺にある。天保年間のあたりからこのお墓に入っているらしい。遠いこともあって今までお墓参りに来なかった(家の仏壇で済ませていた)から、これが初めてのお墓参り。そうか、この墓にオレも入るのか。

長岡は父が疎開した地でもある。疎開中に長岡空襲を受け、命からがら逃げ切った。そんな父だから長岡大花火には批判的。空襲の焼夷弾を思い出させる花火をなぜ長岡でやるのかと(お酒を飲むと)よく怒っている。空襲の話は小さいときからよく聞いていた。その地長岡にようやく立てた。

いろんな想いも込めてお墓をお参りしたあと、新潟県立近代美術館へ。
長岡駅からタクシーで10分くらいのところにある。ここで見た特別展示「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」が実に素晴らしかった。

鹿児島、札幌、東京上野、と巡回してきて、9/10まではここ新潟県立近代美術館でやっている。ちなみにこのあとは秋田(9/19〜11/29)へいって、最後は米子で来年の2/11まで。これ、上野に来ていたときは見逃したけど(やってることを知らなかった:笑)、まだの方はぜひ見た方がいいかも。

日本の現代アートは少しは知っているが、こうしてちゃんとカタマリとして見ると圧倒的だ。思ったよりずっとレベルが高く、それぞれに心を震わせられる。呆然と見とれてしまったのは会田誠の「大山椒魚」、小谷元彦「Phantom-Limb」、鴻池朋子の一連のオオカミ作品、池田学「興亡史」、そして山口晃の一連。あ、村上隆や奈良美智もね。村上の「バカボン」のヤツ、好き。奈良の「green mountain」も。

あんまり図録とか買わない方なんだけど、図録やらポストカードやらを買い込んでしまった。ただでさえ重い荷物が異様な重さに。でもその価値あるなぁ。結局3時間くらい美術館内をふらふらしていた。ずっと追ってみたいアーチストが数人できた。人生の楽しみがまた増えた感じ。

長岡発16時31分のローカル線に乗って小出駅へ。
メールでやりとりがある地元のお医者さん夫婦と初対面し、割烹「浦島屋」に夜ご飯を食べに。目の前の魚野川で捕れた鮎をメインにおいしい料理のオンパレード。いい店だなぁ。こんなところにこんな店が!の典型。青山の宝石店に勤めていたという女将さんも会話のセンスがとてもいい。結局20時55分浦佐駅発の上越新幹線東京行きに乗れるギリギリまでお店で飲んでいた。気持ちよかった。

小出という町にも初めて来たが、そのお医者さんご夫婦(脳外科医と精神科医)が景色を気に入って「この地で開業しよう」と決めたというくらいキレイなところ。東京まで新幹線を使えば1時間半だとか。意外と近いな。今度はゆっくり景色を眺めに来たいと思う。

ということで、新潟旅行、終了。
終わってみたらわりと盛り沢山だった。いっつもこうなっちゃんだよなぁ。今回は「温泉とうまいメシ以外ほとんど何もしない旅」にしようと誓っていたのに(笑)。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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