仲畑貴志さんとサシ飲み

2009年7月31日(金) 18:30:54

昨日の夜遅く、仲畑貴志さんとサシで飲む機会を得た。
言わずとしれたコピーライターの超大御所(代表作はWikiにくわしい)。広告クリエイターを志したヒトはみな憧れる方である。まさかサシで飲める日が来るなんて。20年くらい前の自分にそっと耳打ちしてやりたい。

最初からサシだったわけではなく、仲畑貴志さん、秋山道男さん、杉山恒太郎さんの3人が飲んでいるところに合流して、まずは4人で飲んでいたんだけど、杉山さんが帰り、秋山さんが帰り、そして仲畑さんとふたりきりになったという流れ。

というか、この3人、いま思い出してもスゴイ。
秋山さんは経歴をうまく説明できない異能の人。よく知られたところでは、チェッカーズの総合プロデュース、無印良品の全般プロデュース、内田春菊の名付け親などかな。Wikiを読むとその異能ぶりがよくわかる。
杉山さんも言わずとしれたCM界の大御所で、代表作は「ピッカピカの一年生」「ランボー」など(Wiki)。まぁずっと直属の上司だったのだが、いまではずいぶんと雲の上。

つまりは、コピーライター、プロデューサー/エディター、CMプランナーの大御所が3人で飲んでたところに呼ばれて、ノコノコと「お邪魔しまーす」と入っていったわけで、素面になって思い出すとちょっと足が震える。3人とも全く偉ぶらないので緊張はしなかったけど、なんとも非日常すぎて、最後までお尻がもじもじ落ち着かなかった。場所は六本木のイタリアン「アモーレ」。そういえば途中から澤口シェフも少し合流したっけな。その後ふたりでもう一軒。

でもせっかくの時間も、飲み過ぎでよく覚えていない(笑)。
仲畑さんと2人で話が盛り上がって何度か「おお!」と握手したのを覚えているが、とにかくたくさん飲まされてしまったのだ。

仲畑さん、2人きりになってから(いい加減酔っているというのに)「まだ一本くらいは飲めるよね?」と高い赤ワインをオーダーし、ワイングラスのてっぺんまで並々つがれ「ま、飲みなよ」とか言って見てるんだもん。ボトルあけないと失礼な気がしてガンガン飲んだ。結局ひとりでボトル2本くらい飲んだかな。その後のもう一軒ではもうデロデロ。とにかくふたりで何度か握手したことくらいしか覚えていない。もったいなさすぎ。

あぁ、でも、握手しながら「この手が…」と思ったことは覚えている。意外と小さな手。この手からあれらのコピーが生まれたんだなぁ…。

彼のコピーを読みながら「こんなコピーが書ける未来が来るのかな、いや来ないんだろうな」とか思っていた昔の自分。いまだに全く書けてはいないけど、同じ業界の違う部分で前線に出られるようにはなった。それはたぶんそうやってウジウジした昔があったからなんだろうな。

おかげで二日酔いだったけど、シアワセな二日酔い。いい週末を迎えられそうだ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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