新型・裁判員・注射

2009年5月21日(木) 7:58:30

全国放送のトップニュースで「新型インフルエンザ、八王子と川崎の女子高生が感染」と繰り返し流されるたびに、阪神大震災の時に現地で感じた「東京偏重報道への怒り」を思い出す。東京でたった2人出ただけで、なんで全国放送のトップで超オオゴトのように流すのだ? 東京以外では「あ、そ」という感じだよ? そりゃ首都の話だし、東京で暮らしている人や東京に仕事や出張で来る人にはオオゴトだろうけど、もっとたくさん患者がいる関西の状況とかほとんど流さないくせに、東京で2人出ただけでこの扱い。なんだかなー。まったく公平にしろとは言わないけど、少なくとも詳報は首都圏版でやればよろし。

今日、裁判員制度が施行される。
20年後とかに孫世代から「へぇ〜、昔は一般人が裁判に参加しなかったんだ〜。なんで?」とか聞かれるんだろうな(この制度が続けば)。そんな節目の日。いろんな問題は残るものの、日本人の「パブリック意識」が底上げされる制度ではあると思う。そして、いまや国民性ともいえる「公共の場での致命的な議論下手」も、長い時間をかけて少しずつ底上げされるのではないかな。ロールプレイとディベート。この前の藤原和博さんも講演会で言っていた「子供が大人になるための条件」であるこのふたつが、裁判員制度によって少しずつ底上げされる可能性はあるかと。脱チャイルディッシュ・ジャパン!

そういえば孫世代から驚かれるかもしれない話をもうひとつどっかで読んだ。「へぇ〜、昔は注射って針でやってたんだ〜。痛そ〜」ってな感じに。なんと電流で注射する方法が開発されているんだって。+電極と−電極を皮膚に置いて微弱電流を流し、毛穴を通してワクチンを皮膚に浸透させるとか。ワクチンが+の電気的性質を持つなら、+電極と皮膚の間に入れて電流を流せば、+電子同士の反発によって毛穴を通る、らしい。これを読んですぐ「歯医者での麻酔に是非使ってくれ!」と思った。歯の麻酔、痛いんだよなぁ。あれが無痛になるなら素晴らしいぞ。

ボクは浪人しているときにいわゆる厚生省(当時)指定難病を疑われ、半年ほど注射の嵐を受けたことがある。
ある時、お尻も腕も足ももう注射しすぎて皮膚が硬くなり、針が刺さりにくくなったので、「手の甲」に注射をされた。医師に「ちょっと痛いですよ」と予告されつつ刺された。グバッ…がっ…ギッ…むぅぅぅぅぅ。あの強烈な痛み。あぁ思い出すだけで痛ぇ。無痛に越したことはない。ぜひとも開発が成功することを。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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