新しい歌を歌おう

2009年5月13日(水) 5:41:51

昨日「昭和歌謡曲カラオケ・リクエスト・ランキング」を引用したが、昭和歌謡に限定しないリアルなカラオケ・ランキングは今どうなっているのか興味が湧いたので調べてみた。

2008年「年間カラオケ・リクエスト・ランキング」(第一興商)

1位 キセキ−GReeeeN
2位 Lovers Again−EXILE
3位 愛唄−GReeeeN
4位 蕾−コブクロ
5位 そばにいるね−青山テルマ feat.SoulJa
6位 愛のうた−倖田來未
7位 ハナミズキ−一青窈
8位 桜−コブクロ
9位 純恋歌−湘南乃風
10位 三日月−絢香
11位 残酷な天使のテーゼ−高橋洋子
12位 吾亦紅−すぎもとまさと
13位 創聖のアクエリオン−AKINO
14位 千の風になって−秋川雅史
15位 海雪−ジェロ
16位 小さな恋のうた−MONGOL800
17位 粉雪−レミオロメン
18位 幸せはすぐそこに…−天童よしみ
19位 涙そうそう−夏川りみ
20位 羞恥心−羞恥心

見事に「今」な結果だねぇ。
つーかオイ、歌えないどころか存在すら知らない曲が3曲もあるよ(泣)

ちょっと目を離してた隙にSASやドリカムやスピッツやミスチルなんかは姿を消し、GReeeeNが天下とってるし…。GReeeeN、ちゃんと聴いてないなぁ。キャッチアップしておかないと。

昨日の「昭和歌謡曲カラオケ・リクエスト・ランキング」で1位の「天城越え」は29位だった。そんなもんなのか。昭和の若者の歌であるフォークソングは「なごり雪」が50位にぎりぎりランクイン。フォークって歌い継がれていないんだな。このままあの熱い時代の名曲たちは懐メロになっていってしまうのか…。

異彩を放っているのが18位にランクインした天童よしみ。どの年代のどういう人がカラオケで歌っているのか絵がうまく浮かばん。若者は歌わないだろうから、おばさんたちが歌っているのかな。そうだとしても、並み居る演歌の名曲たちを差し置いてこの曲がランクインする理由がわからない。流行っているのかな。流行っているんだろうな。

それにしても時代にキャッチアップしていない自分を思い知った結果になった。
「新しい歌を歌おう」というのはボクの中での大切なテーマのひとつ(だった)。ある年齢を過ぎると新しい歌を覚えなくなり、興味もなくなり、知っている歌だけで過ごすようになる。それでも充分楽しいし満ち足りているのだが、やはり「今」流行っている新しい歌を知らないと同時代を生きているとは言えない。時代を理解しているとは言えない。

同時代を生きず、時代を理解せず、たとえば政策が立てられるのだろうか。時代の評論ができるのだろうか。若者に売る商品を企画できるのだろうか。「今」を生きる人たちとコミュニケーションできるのだろうか。中学高校大学生たちの心を理解できるのだろうか。(いやできまい)

いわんや広告コミュニケーションをや。
こうやって時代とズレていくんだな。あぁヤバイ…。とりあえずGReeeeNを数曲、モンパチ(MONGOL800)を数曲、湘南乃風を数曲、iTunes Store でダウンロードした。「この曲聴きたい!」と思ってから聴けるまで、座ったままたったの1分。便利な時代だ。でもそれすらさぼっていた自分なわけです。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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