丸元喜恵著「野菜と魚の栄養ごはん」

2009年4月20日(月) 6:53:25

丸元淑生理論らくらく実践 心と体が元気になる!野菜と魚の栄養ごはん (講談社のお料理BOOK)ボクが丸元淑生さんに私淑していることは前にも書いた
独身時代、ボクは彼の本を読んでその理論と味に惚れ、楽しく自炊をしていた。出張がち&外食がちだったので毎食は無理だったが、朝ご飯はわりときっちり丸元流だった。当時のボクの朝は鰹節をカリカリ削るところから始まった。ダシをとって味噌汁を作り、冷蔵庫から基本料理のストックを出して野菜と豆たっぷりの朝ご飯。豆については関西で手に入らないものも多く(なにしろ20年前のことだ)、東京出張時に問屋に買いに行ったりもした。

結婚してからは、というか、30代40代と余裕がどんどんなくなって(外食もぐんと増えて)料理することも激減してしまったが、余裕ができたらまた丸元本に戻るんだろうなぁと思っていた。定年でもしたらまた丸元理論をいちからやろう、とかね。そうボンヤリ思っていたところ、先月、彼の娘さんである丸元喜恵さんが料理本を出した。

「野菜と魚の栄養ごはん」丸元喜恵著/講談社

父・丸元淑生さんから受け継いだ栄養学に基づいて、丁寧に書かれたフィッシュ・ベジタリアンの本である。
内容は丸元淑生さんのエッセンスがたっぷり詰まったもの。なんだか懐かしいなぁ。簡単で手軽なのに充実していて満足感がありカラダにいい。野菜と魚をたっぷり使う。そして栄養についても深く考察されている。一貫性のある考え方も清々しい。そんな丸元料理の数々が娘さんの手によって見事に蘇っている。彼女が日々実践している感じも温かい。こういう「受け継ぎ」こそ、丸元淑生さんの思想の根本に流れていたものだろう。そういう意味では、父と娘の合作でもあり、父の想いを娘が実現したオマージュ本とも言える。

料理はもっと歳をとってからゆっくりね、とか思っていたボクであるが、新作の丸元本があるなら話はまた別。だってなんだかすべてのレシピが懐かしくて、美味しそうで、ボクの舌の原点のような感じがして。どこかの休日を利用して、ゆっくりこの本とつきあってみたいなぁ、とか。いや、まずはこの本の料理に似合うような緑豊かな土地に移住することからかなぁ、とか(そこからかよ!)

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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