原辰徳監督の言葉

2009年3月24日(火) 8:12:10

現役時代からほとんど興味がない人だったし、どちらかというとその坊ちゃん臭さがイヤだった人なのだけど、WBCでの原辰徳日本代表監督の発言は良かったなぁ。謙虚すぎとか無難すぎという声もあるかもだけど、ボクはこういう大人な発言は好き。

準決勝でアメリカに勝った後。
「米国を追い越したとは思っていないが、認められる存在になったかなとは思う」

決勝で戦う韓国に対して。
「韓国とはかなりの回数を戦うことになると予想していたが、世界の頂点で戦えることは、韓国に対し、尊敬の念を持つ。堂々と勝負したい」

大人だ。チャイルディッシュな世の中でこういう発言を読むとホッとする。多方面に配慮しつつ、選手たちの気が緩まぬよう牽制し、その誇りを刺激する。国の代表者、という意識を持った発言でもある。前回、無用に韓国を刺激した発言があったこともちゃんと考慮している。

韓国でプロ野球が生まれたのは1982年。日本は1920年。プロ野球の歴史においては日本の方が圧倒的に先輩だ。圧倒的に先輩だからこそ、礼儀正しい大人な態度で臨むべき。野球を知り尽くしている先輩として、たかだか二十数年で日本と対等に戦うまでになった韓国にちゃんと敬意を持ち、正々堂々とぶつかるべきだ。

今日、決勝。韓国戦。俄然楽しみになってきた。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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