「風のガーデン」と「YOSAKOIソーラン祭り」

2008年10月12日(日) 8:14:41

倉本聰の新ドラマ「風のガーデン」を録画で見た。
富良野三部作最終章。
先日亡くなった緒方拳が普通にしゃべって普通に動いているのが不思議。遺作になるのかな。さなメモでは書く時期を逸したが、とても好きな役者さんだった。まぁこの人を嫌いな人はあまりいないと思うけど。いい作品にいっぱい出ているが、北林谷栄とがっぷり組んだ映画「大誘拐」がなんとなくすぐ頭に浮かんだ。あれはポスターが特に良かったな。

さて「風のガーデン」。
内容はともかく、途中で「YOSAKOIソーラン祭り」の話題が出てきて、一応セミファイナルの審査員であるボクとしてはオッと身を乗り出して見ていたのだが、なんだかいろいろ結びついておかしかった。

まず、脚本の倉本聰は「YOSAKOIソーラン祭り」ファイナルの審査委員長である。
ここで軽く説明しておくと、YOSAKOIソーラン祭りはチーム演舞の審査があり、一次審査で10位までに残ったチームがファイナル審査に進め、そこで優勝を争う。11〜20位はセミファイナル審査。ボクはセミファイナルの審査員だ。

倉本聰はファイナルの審査委員長を長く務めた。去年は名誉審査委員長になり審査には直接参加しなかったが、相当長く審査委員長をやっていた。
だから「あぁ北海道を盛り上げようとがんばっているこの祭りを励ます意味もあるのだろうなぁ」と思いつつ見ていたら、「旭川 北の大地」というYOSAKOIソーランでは有名なチームの一員として黒木メイサが踊っている場面が…。そうか〜リアルなチームを出してきたか〜、とか。でも「北の大地」というチーム選択はなかなかいい線ついてるな、とか。

そういえば、黒木メイサって去年、ファイナルのゲスト審査員だったなぁと急に思い出した。
なぜ突然黒木メイサがゲスト審査員?って驚いたのをよく覚えている。そこそこ売れていたけど、まだみんながみんな知っている存在でもなかったので、ゲスト審査員に何故呼ばれたのかがいまひとつわからなかったのだ。
いや、それどころか主演の中井喜一もゲストで来ていて審査員席に座っていた…(ただのゲストで審査には参加していない)。つまりこのころからこのドラマの脚本も配役も出来ていて(実際、ドラマに出てくるブリティッシュ・ガーデンは2年がかりで作られたというし)、打ち合わせなども行われていて、審査委員長である倉本聰のツテで彼らがゲスト審査員になったのかも、とか、いろいろ裏読みしながら見続けたのだ。

そうこうしていたら、黒木メイサ(白鳥ルイ役)に取材が入る場面で異様に通なセリフが(笑)
「ルイ、yosanet から取材!」だって。yosanetというのはYOSAKOIソーラン祭りのサイトを運営している株式会社だ。なんと通なセリフだ。わかる人、全国に数百人しかおらんぞ(笑)。しかも重要登場人物の名前が「岳」。←これはわかる人だけわかってくれればいいのだけど(というか一般的な名前なので偶然かもしれないけど)、それにしても倉本先生(面識はないけど)、いろいろ知ってるボクには妙に面白かったけど、えらくマニアックな脚本です!

ラスト挿入歌であるショパンのノクターンを聴いて、急にショパンが聴きたくなって、クレルに灯を入れアポジーを鳴らす。夏は暑くてアンプに灯を入れられない(アンプが暖房のように熱くなるから)。秋になりようやくメインシステムで聴けるようになった。平原綾香が歌うノクターンは何番だ? やはり遺作のヤツか、とか探しながら。


それはそれとして、YOSAKOIソーランといえば札幌。
札幌といえば、しあさっての新聞大会(笑)
パネル・ディスカッションのお励まし、たくさんありがとうございます。
特に新聞業界の方々からの「緊張する必要ないですよ。なぜならね…」という内部タレコミ的励ましは心強かったです(笑)。パネリストやコーディネーターをやったことがある方からのノウハウ・サジェスチョンも有り難かったです。

というか、パネリストは初めてではなく、2回目なのをいま思い出した。1回目はYOSAKOIソーラン祭り参加者フォーラムだった(笑)。あの時の聴衆は600人。話の内容がわりと受けて、客席から拍手が起こったのだった。そうだ、あのプチ成功体験を思いだしてイメージングしよう!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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