イタリア旅行第1日目「モーレツ家族」
2008年8月22日(金) 21:00:00
ということで、イタリア家族旅行。
ヴェネト州(ヴェネチアの上の方)を巡る、というマニアックな旅。旅のきっかけはこちらに書いたが、ポルトガルで知り合った漫画家ヤマザキマリさんの旦那さん(イタリア人)の実家に泊めていただくことになったのだった。彼女のマンガ「モーレツ!イタリア家族」の登場人物たちの元に泊まる旅。そこに3泊させてもらい、ついでにあと5泊その周りを回る、という感じ。イタリア旅行というよりはモーレツ家族に会いに行く、という目的の方が濃い旅である。
成田発11時のJAL。エコノミーだが非常口横の前が広い席がとれ、そんなに疲れなかった。
映画は「アフタースクール」「ぼくの彼女はサイボーグ」「アイアンマン」を観た。ずっと見逃していた「アフタースクール」はさすがに面白かった。でも男の子としては「アイアンマン」の楽しさに軍配をあげる。こりゃ男の子の夢の世界。若者が出てこずオッサンばかりなのもいい。最後の闘いなどオッサン対ジイサンだ。いいなぁ。本は待望のフロスト新刊「フロスト気質」をゆっくりと。やっぱこのシリーズは傑作だ。
パリのシャルルドゴール空港で2時間ほど乗り継いでヴェネチア空港へ。夜20時くらいに着いたのだが、21時くらいまで明るいこともあり、空からのヴェネチアの風景が絶景だった。
スーツケースを受け取って出口を出たらヤマザキマリさんと息子のデルス、そしてモーレツ家族の主人公的な奥さん(マリさんの姑)マルゲリータが笑顔で迎えに来てくれていた。
ちゃんと挨拶を、と思ってオタオタしていたら「それで予約したレンタカーはどの会社?」と聞かれ、すたすたとレンタカーオフィスへ向かうマルゲリータ。なるほどこういうペースか、と感心しているうちにマリさんとふたりでいろんな手続きをしてくれ、そのままパーキングにレンタカーを拾いに行き、あっという間に車に乗ってモーレツ家族の家へGOであった。早い…。レンタカーしたのはシボレーのワゴン車。夜だし右車線だしマニュアルだし、慎重に運転していく。先導はマルガリータ車。
暗い夜道を1時間半ほど走ってモーレツ家族の家へ。
バッサーノ・デル・グラッパ(Bassano del Grappa)という街の郊外。グラッパ山の麓に広がるのどかなところである。白アスパラ発祥の地だったり、地名通りグラッパ酒も作っていたりする。
モーレツ家族の家は、マリさんの本で予習済みだったので違和感はなかったが、思ったよりずっとモダンで素敵だった。マリさんの義父アントニオ(60歳)とその娘のローザ(20代)が迎えに出てくれる。あぁアントニオ、マンガと顔が同じ(笑)。ローザは超美人。シャイで優しい感じ。マリさんの旦那(彼らの息子)のベッピーノは仕事でシカゴに行っており今回は会えない。残念。
この家はアントニオの設計で、家具などほとんど彼の手作りでもあるらしい。発明家でもある彼の発明家具(ユニークなひと踏みステップ階段や傾いた本棚、隠し戸棚など)が家のそこかしこにある。彼は元々フェラーリの技師。デザインセンスもあり、家具もそれぞれ格好いい。でも家族に言わせると「使いにくい」らしい(笑)。工房は体育館くらい広い。いろんな秘密の研究をやっていて、設備投資とかとても個人レベルのものではないのだが、マリさん曰く「資金源は不明。謎」とのこと。まぁ元々資産家みたいなのでどっかにあるのだろう。
もう22時すぎなのだが、イタリアの夜ご飯は元々遅い。ボクたちを待っての夜ご飯。うれしいな。
キッチン横に大きなテーブルがふたつあり、どちらも10人くらい座れるのだが、そのひとつにみんなで座る。ワインが開けられ、大皿でお料理がどかどか置かれ、これを食べろあれを食べろと大皿が回ってくる、という、映画で観たようなイタリア大家族の食事風景だ。
この家はたいていのものが自家製。庭に農園があり、超ロハスな生活をしている。
自家製トマト、自家製アンティチョークが特に美味。生ハム・メロンも良かったし、ミートボールもおいしかった。「チーズの専門家が来る!(←優子のこと)」と、チーズ好きのアントニオが盛り上がっていたらしく、チーズもたくさん。そしてもちろんワイン。地元のプロセッコ。地元密造グラッパ。キーナ・マルティニ。ブランデー。謎の80度のお酒など。
さんざん楽しんで2階の部屋へ。
3つベッドがある部屋をボクたちのために使わせてくれた。洗面やシャワーもある。10畳くらいある落ち着いた木の部屋。
ヒコーキの中で映画三昧をしていて寝なかった響子はさすがにダウン。お酒が入ったせいもありボクもすぐ就寝。なんかまだたった数時間しかイタリアにいないけど、イタリア人の家にお邪魔しているせいか、妙にイタリアに馴染んだ気分。観光旅行ではこうはいかない。マリさんやモーレツ家族に感謝しつつ。
