バレエ「エトワール・ガラ2008」観劇

2008年8月 7日(木) 8:52:07

昨日は朝一から40分刻みにたくさん打ち合わせがあり、疲労の極致。
元々は1時間刻みだったのだが、ひとつのクライアントで2時間近く費やしてしまい、他にしわ寄せ。しわ寄せちゃった方々、すいません。でもその分、集中した。40分あれば相当のことが出来る。

で、際限なく続くと思われた打ち合わせの波を18時で無理矢理打ち切り、オーチャードホールに駆けつけた。
パリ・オペラ座バレエ団のエトワール(星:オペラ座バレエの最高名誉階級)を中心としたダンサーたちによるガラ公演「エトワール・ガラ2008」である。今年はアナニアシビリ+ABTを見事に見逃していたりして、バレエ欲が異様に高まっていたこともあり、ようやくスッキリ。あぁ楽しかった。

出演予定だったレティシア・プジョル(見たかった)、エルヴェ・モロー、ジェレミー・ベランガールがそれぞれ怪我で来日できなくなって、そのかわりに来日したのが、マニュエル・ルグリ(!)とメラニー・ユレル、マチアス・エイマン、アレクサンドル・リアブコだった。
というか、ルグリは彼一人で客を呼べる超大物。そんなルグリが代役で来てくれるなんてすごいラッキーである。彼は最後の一曲しか踊らなかったが、生チェロに乗って「どの瞬間もちゃんと絵になる高度に安定したダンス」を見せてくれた。ルグリ先生、さすがの安定感。

他に印象に残ったのは、エレオノラ・アバニャート、「思いがけない結末」の時のマリ=アニエス・ジロ(「メリー・ウィドウ」はいまひとつだった)、そしてマチュー・ガニオ。
エレオノラ・アバニャートの「椿姫」は、そのまま続けて全幕観たいと思ったな。ダンスもいいが、なにより演技がいい。表情の作り方がダンサーのそれを越えていた。あと、ボリショイ贔屓のボクとしてはルンキナをもっと褒めたいのだが、ルンキナは昨日は精彩を欠いたなぁ。

備忘録としてプログラムとキャストを。

・「ハムレット」第2幕より
  シルヴィア・アッツォーニ/イリ・ブベニチェク
・「ジゼル」第2幕より
  スヴェトラーナ・ルンキナ/マチアス・エイマン
・「椿姫」第1幕より
  エレオノラ・アバニャート/バンジャマン・ペッシュ
・「メリー・ウィドウ」※世界初演
  マリ=アニエス・ジロ/マチュー・ガニオ
・「ラ・バヤデール」第1幕より
  スヴェトラーナ・ルンキナ/バンジャマン・ペッシュ
・「ロミオとジュリエット」第1幕より
  メラニー・ユレル/マチュー・ガニオ
・「思いがけない結末」※世界初演
  マリ=アニエス・ジロ/イリ・ブベニチェク
・「ベラ・フィギュラ」
  シルヴィア・アッツォーニ/アレクサンドル・リアブコ
・「カンツォーニ」※日本初演
  エレオノラ・アバニャート/バンジャマン・ペッシュ
・「バーンスタイン・ダンス」
  アレクサンドル・リアブコ
・「ダンス組曲」
  マニュエル・ルグリ

「エトワール・ガラ」は2005年にも観ている。その日のメモを見てみると、来てる人はずいぶん共通しているな。
ガラ公演はもともとあまり好きではないのだが(ストーリーがあるものの方が好き)、モダン・ダンス系をやってくれるのはうれしい。昨日も「思いがけない結末」「ベラ・フィギュラ」とかでかなり発散した。前者のジロとか、まさに神。ダンスとして目が離せないどころか、そのしなやかな融通無碍さが心の奥にきっちり棲みついた感じ。キレイなダンスはたくさんあるが、心に棲みつくようなダンスはめったにない。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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