iPhoneとObama

2008年06月05日(木) 8:13:57

iPhoneのソフトバンクからの発売が決定。
そうか…。と、呆然としていたら、娘が寄ってきて「やっぱりソフトバンクに変えるの?」と訊く。ううむ。ニュースを聞いてすぐ「うちの父親はアップルの犬だから必ずや携帯会社を変更するに違いない」と判断し、家族割がお得だから自分の携帯も変えさせられちゃうかも、と心配するに至る思考経路や良し。そういう論理的思考を身につけるために数学とか習っているのだよ。ってそんなことはどうでもよくて、ソフトバンクか!予想はしたけどそうなのか!どうしよう!って話だよ。さてどうしよう。
docomoはまだiPhone発売の可能性があるらしいが、我がauでの発売はほぼないだろう。むぅぅ。どうすっかなぁ。それにしても、iPhoneのカタカナ表記が「アイフォーン」に統一されているのが気になるな。アイフォンの方がいい。アップルのシンプルさは短い表記の方が似合っている。アイフォーンってちょっと間抜け。「アップルの犬」としては許せない(笑)

ニュース、もうひとつ。民主党候補者選挙でオバマの勝利が確定。
クリントンが勝たなくて良かったなぁと思うのは、オバマが好きだからでもなく、「ブッシュ家〜クリントン家〜ブッシュ家〜クリントン家」という、たったふたつの家に大統領職が専有されてしまうのはいかがなものかと思っていたから。他国とはいえなんかイヤ。まぁ民主党候補になったからといって大統領選で勝てるとは限らないとしても。

オバマの勝利は、アフロ・アメリカンの初勝利、ネット・キャンペーンの勝利、薄く広い献金の勝利など、いろんな意味があって歴史的だと思うけど、今回の選挙戦を子細に眺めていて思うのは「アメリカの大統領って、長くシビアな選挙戦で強烈に鍛えられ、飛躍的に成長するんだな」ということ。この5ヶ月の揉まれ方は尋常ではない。どんなナイーブな精神も、ここまで揉まれれば鋼鉄の精神に生まれ変わることができるだろう。そして、やっとこれから本選だ。アメリカの大統領選挙って「大統領をタフに成長させるシステム」なんだな。

振り返って日本の首相は、そういう成長過程を踏まない。たいしてアピールも必要ないから演説もうまくならないし、流れを読んだフレキシブルな政策策定能力も、スキャンダルなどの危機管理能力も、誹謗中傷に耐えるタフさも、強固な人脈と金集めの方法も、そして国民の人気を得るためのプレゼンテーション能力も、まったく身につける必要なく首相になることができる。
そんな、温室育ちの成長しきってない政治家が、いきなり首相になって国際舞台に出るのである。とてもではないが、鍛えられきった合衆国大統領と対等に渡り合えるわけもない。

逆にいうと、日本は「政治家がそれなりに成長するために長い年月がかかるシステム」とも言える。そこそこ完成度が高い政治家になるには70歳80歳まで生き残るくらいな経験値が必要なのだ。急速に成長させられる大統領選挙みたいなものがないからである。日本に「政治家を急速に成長させるシステムとしての長く厳しい選挙制度」があれば、30代40代の若手でも充分に首相になれるかも。

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