サザンオールスターズ30周年

2008年6月26日(木) 8:07:34

昨日でサザンオールスターズがデビュー30周年だそうだ。

ボクの中でサザンの一番古い記憶と言えば、高校2年のとき(つまり30年前)。
いま青山で「Amoh's Bar」というバーをやっている天羽が、放課後だったか文化祭の準備中だったかの教室で、大声で「♪ラーラーラーララララーラーラー」と、発売されたばかりの「勝手にシンドバッド」の出だしを歌っていた映像的な記憶である。前後のつながりはわからず、そこだけクッキリ覚えている。きっと「あ、知ってる! その曲大好き!」とか強い共感があったのだろう。

高校生のときに、当時大学生だったサザンの衝撃的デビューをリアルに体験していることは、きっと「得難い人生の体験のひとつ」なのだろうと思う。シアワセだ。まぁ衝撃的といっても音楽的にではなくて、当時としては「お笑いバンド的に」なのだけどね。大好きだったし大人気だったけど、典型的キワモノでもあった。3枚目に「いとしのエリー」を出すまでは、全員が全員「一発屋」と思っていた。でもボクはわりと早くにデビューアルバムを買っていたな。それはものすごく「勝手にシンドバッド」が好きだったから、である。「こんな名曲あるかいな」と、一方でストーンズ好きの友達とかとつきあいながらコッソリ思っていた。

彼らの深夜放送もよく聴いた。2枚目の「気分しだいで責めないで」を桑田佳祐が「本邦初公開!」とか叫びながらオールナイトニッポンで流したのを覚えている。「うわっ、またすげー早口」とか笑いながら。まだ若き西田敏行も深夜放送のDJをしていて、「うわー、大好き」とか大笑いしながら「気分しだいで責めないで」をかけていたっけ。そんな記憶が次々と。

あの当時は桑田佳祐の作詞は「ありえないくらいな早口&詰め込み」に思えたものだ。まだ情報量が少ないのどかな時代だったのだと思う。

17歳から47歳まで。30年ずっと聴いているバンド。すごいことである。
桑田佳祐も52歳になった。たぶん(とはいえ確信があるのだが)、彼らは60歳とか70歳でサザンオールスターズをやりたいがために、いったん活動休止したのだと思う。カッコイイじじい&ばばあバンドでロックやろうぜ、とか、心のどこかで狙っているのではないか、と。

ついでに言うと、桑田佳祐より2歳年上のユーミンも、70歳くらいに大復活すると睨んでいる。
「こういう風に歳をとりたい」みたいな代表としてユーミンが再度あがめられる未来が見える。彼女は「どうすれば時代的に格好良く見えるか」に敏感だ。たぶん70歳くらいに、時代を象徴する「異様に格好良い大人の女性」として、もう一度一世風靡するのではないかな。いまの年齢は中途半端。だからじっと静かにしている感じ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事