ニューヨーク観劇旅行2008 第6日目

2008年5月 8日(木) 21:07:39

実質的な最終日。暑いくらいのドッ晴れ。
朝はやはり6時すぎに目が覚める。毎日毎日睡眠時間が短くなる。でもカラダが持っているうちはいいか。気にしないことに。

朝9時すぎに出て、ひとりでブルックリン・ミュージアム。
村上隆の回顧展をやっているのでそれを観るために。いやー村上隆っていまいちわからなかったし、どちらかというと嫌いだったけど、これだけの量と空間に浸って印象が変わった。ようやく彼のやりたいことと魅力がわかった。天井から壁から部屋がまるごと彼の作品になっていて、その空間に自分の身を置いてみると、普通一般の世界が「異化」されて感じられる。個々では異様なアートが、ある調和を見せ始める。本当のリアルワールドとは何なのかという疑問を提示されて身がすくむ感じ。

1階で浮世絵展もやっていて、歌麿や広重を観る。村上隆の二次元性と重なってまた面白かった。

急いでマンハッタンに帰ってきて、メリディアン・ホテルの「バーガー・ジョイント」でハンバーガー。ホテルのロビーの隅っこに小さく小さく表示が出ている店で、不思議な世界に紛れ込んだような店。おいしい。

これまた急いで食べて、MoMaへ。
「Design and the Elastic Mind」の展示が非常に面白かったな。キャブのIPを辿ったデジタルアートなどのあとにアナログなポロック(MoMAに来たら必ず浸る)を観て、結局デジタルもアナログも同じなのだと悟った。

で、14時からミュージカル。マチネは今年の新作「In the Heights」。

オフ・ブロードウェイから上がってきた一番勢いがある演目。
これはね・・・傑作です。
ラップやレゲエやサルサがふんだんに使われたミュージカルで、歌も踊りも初めて体験する世界。アート性にもメッセージ性にも優れている。今年のトニー賞はこれでいいのではないかなぁ。あとは「ヤング・フランケンシュタイン」に主演男優賞あげるくらいで。

マチネのあと、グッゲンハイム・ミュージアムで蔡國強の特別展を観るはずだったが、ちょうどタクシーが回送の時間なのと地下鉄ではすごい時間かかるのとであきらめて、モリたちと合流しご飯。
ミッドタウンのおしゃれなインド料理「Tamarind」。上品あっさりのインド料理でインパクトはないけど満足度は高い。

ソワレは「Little Marmeid」。ディズニーの新作だ。
子供向けの舞台を真剣に完成度高めました、という感じで好感が持てる。ちゃんと客席を大盛り上がりさせるのが立派。あえて言えば、セバスチャン役がいまいちなのと名曲「Under the Sea」の盛り上げは本当にこの程度でいいのかと疑問が残ること。それともっとバンジーを多用するかと思ったが、かかとローラー靴で終わってしまっていたのも少し残念かな。お金がかかりきっていない印象。

ソワレ後は「ミュージカル旅の打ち上げ」ということで、今回お会いしたいろんな方で来れる方をみんなお呼びして〆。
夜23時集合というとんでもない時間なのに、全部で6人も集まってくれた。店はイーストビレッジの「Momofuku Ssam Bar」。日清の安藤百福会長の名前からとっている店名らしいけど、シェフは韓国人。このS'samというのもサム=挟むの意味のサムらしい。

名物のBo Ssamに文字通り舌を巻いた。
超でかい(優に6〜8人前ある量)豚のおしり肉を葉っぱで巻いて食べるのだが、そこに生牡蠣も載せてしまう。これがうまひ。いやーまいった。

ものすごく盛り上がり、「B♭」「nao」と日本人バーをハシゴ。
最後の「nao」ではボクたちのために特製カレーライスを作ってくれる約束だったのでヨチヨチでかけたのだが、「いまからご飯を炊きます」ということで時間が異様にかかってしまった。ええと明日のヒコーキを考えると、朝7時すぎには宿を出ないといけなくて、ええと今が4時だから・・・

ということで、徹夜(笑)
寝過ごすのが不安で寝るのを諦めた。
朝から異様に動き回ったのに全く寝てないので死ぬ寸前。ヒコーキで寝よう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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