ニューヨーク観劇旅行2008 第3日目
2008年5月 5日(月) 21:06:59
もともと時差ボケしない方だったのだが、今回はわりと出ている。
日中眠くて仕方がない。でも今日は朝11時くらいまで寝られたのでなんとか回復。ベランダに出てみたら晴れ。天気予報はずっと雨だったが、今回は晴れ人間が揃っているのでなんとか持ち直す(非科学的)。
昼はチャイナ・タウンまで下がってベトナム料理店「Nam Son」でフォー。ミュージカル旅はどうしてもアフターシアターの深夜大食で胃が疲れるので、ちょっと胃を休めようという魂胆。
この店、4年前に行ってうまかったので皆にも勧めたのだが、今日もとてもうまかった。ガイドブック系にはまず載ってない店だが、ベトナム人などで行列になっている。GrandとBoweryの角の近くに「南山」という看板が見えるのでソコ。
その後、ソーホーのノリータのあたりに出来た「ニューミュージアム」に行く。
妹島和世(Kazuyo Sejima)、西沢立衛(Ryue Nishizawa)による前衛建築ユニットSANAAの設計によるミュージアム。外観が実に美しい。リンク先を見てもらえばわかると思う。中の展示物よりも建物が勝っている。そういえば新しいMoMAも日本人建築家だ。建築も、ファッションやマンガなどと並んで世界トップなのだなぁ、と、ちょっと誇らしい気分。
わりとあっさり見終わって、近くに出来た「WHOLE FOODS」の新店(食べ物のディスプレイはまさに先端!)を覗いていたら、いつの間にかマチネにギリギリの時間。いっそいでブロードウェイに向かう。
今日の一本目は今年の新作「Cry Baby」。15時から。
ジョン・ウォーターズ監督が若かりしジョニー・デップ主演で撮った映画の舞台化で、同じ監督の「ヘアスプレー」が舞台化に大成功しているのにあやかった感じか。とても期待したんだけど、内容的にはちょっと厳しかったかな…。海岸(?)のラブシーンやラストの締め方などはとても良かったが、全体に主演のJames SnyderやElizabeth Sanleyの歌唱力に頼っている印象。このふたりの歌は素晴らしかったんだけどな。一緒に観たモリも言っていたが、衣装がダサいのが惜しい。衣装がカッコよければ数倍よくなった舞台かも。ちょっとトニー賞には届かない感じ。
日曜はマチネとソワレ(夜公演)の時間が近い。終わって1時間後にはソワレが始まるので、少しブラブラしたあとすぐソワレ。
観たのは、今回唯一の再見である「メリー・ポピンズ」。
これ、実は去年観てとても気に入っていた演目なのだ。まぁ元々の映画が好きだということもあるが、舞台の完成度が図抜けて素晴らしい。舞台化に当代一流の才能が注ぎ込まれているのが如実にわかる出来。再見でそれを確認した。ザ・ミュージカル。隙のない名作だ。
衣装も大道具も歌唱も演技もとてもよいが、特にすごいのはやはり主演のAshley Brown。去年も瑞々しくて良かったけど、今年は演技に余裕ができた。
前日に急に取った席なのだが、1階の真ん中、前から15列目くらいの最高の席で、去年観た2階とはまた違う感動。最後にメリー・ポピンズが飛んだときは(2回目なのに)ちょっと泣くくらい感動した(笑) だって頭のすぐ上まで飛んでくるから、妙にカタルシスがあるのだ。うーん満足。
夜ご飯は例によってアフターシアター。22時くらいから「Pure Food & Wine」。アフターシアターだと選択肢が限られるが、探すと意外とあるもので、去年・今年と続けているうちに22時や23時から食べられる店をたくさん知った。
「Pure Food & Wine」は、ニューヨークで一番旬なRaw Food(最低限の加熱しかしない生の料理)系のオーガニック・レストラン。
52ドルのテイスティングコースを取ったが大アタリだった。肉・魚を一切使わず、野菜とチーズとスパイスだけで構成されている。肉厚なキノコが肉代わりな感じ。でもバラエティに富む野菜を上手に組み合わせて繊細きわまりない料理に仕上げており、実にうまい。やり過ぎも創作しすぎもなくハイセンス。いかにも「先端」だ。加熱も上手だなぁ。デザートまでおいしい。
あえて言えばインド料理やメキシコ料理の影響を受けているかな。和食の影響も少し。各皿に驚きがあり、4人してわーわー喜びながら食べた。全員テイスティングコースなのにひとりひとり違った料理を出してくれて、シェアして楽しめるのだ。ここはいい店。オススメかも。
宿に帰ったのが24時すぎ。ここ数日の中で圧倒的に早い。ネットになぜかうまく接続できず四苦八苦したが、なんとか接続成功。明日は月曜なのでマチネもなく、比較的ゆっくり。
