ニューヨーク観劇旅行2008 第1日目

2008年5月 3日(土) 16:26:16

昨年に引き続き、ミュージカル旅。
年に一度のインプット三昧で、自分にとっては「勉強」の意味合いが強い旅。無理矢理にでもこういうことをしないと年齢的にどんどんインプットが減っていくので、家族にもお願いして来させてもらっている。幸い一緒に「勉強」してくれる役者・脚本家の森崎博之くん(モリ)という仲間が出来たので、これは恒例になるかもしれない。

新作ミュージカルを観る、NY最新のレストランへ行く、最先端アートに触れる。
直接は広告クリエィティブの仕事に関係ないとはいえ、こういう積み重ねってわりと大きい気がする。モリはもっと直接的に舞台の脚本の「勉強」だが、ボクは時代の先端で起きていることの「勉強」かな(←カッコつけすぎっぽいが)。ネットでは先端にいろいろ触れてはいるが、やはりリアルな肌感覚として触れるのは大事。

ということで、朝早く家を出て羽田〜関空〜デトロイト〜ニューアークと乗り継いでようやくマンハッタンへ。
わりとJALを利用することが多いボクなので、ノースウェスト航空は久しぶり。ロゴや機体デザインが好き。グレーと赤の色遣いって好きなのだ(JALも前のデザインの方が好き)。でもこのデザイン、デルタ航空と合併して消えてしまうらしい。うーん、残念!
ノースウェストは機内も快適で、思っていたよりずっと良かったかも。機内では「MAD MONEY」と「CLOVERFIELD」を観た。後者は英語版しか放映してなかったがシンプルな物語なのでまぁなんとかなるだろうと観た。カメラワークが良い。マンハッタンを活写している。これって意外と細かいリハーサルを繰り返してちゃんと撮ってるんだろうなぁ。終わり方がハリウッドっぽくなくて良い。

デトロイトで乗り継ぎ便が2時間遅れ、予定していたヤンキースタジアム「ヤンキーズ対マリナーズ」観戦が危うくなる。
というか、19時5分に試合が始まるのに19時にまだニューアーク空港にいるという非常事態。でも、タクシーで宿まで行ってそのまますぐ地下鉄で行ったら、なんとか20時すぎにはヤンキースタジアムに着いた。良かったまだ半分は観られるとホッとしたのもつかの間、「カバンを持っての入場はNGだ」と冷たく言われ、カバンを地下鉄駅前のロッカーに預けるために戻ったりしているうちに20時40分になってしまった。あぁなんということ! なんてもったいない! と、ガッカリしつつ球場に入ったらまだ5回終わりでホッ。しかもちょうど球場に入ったときに松井秀喜の打席をチラッと見ることができ、次の攻守交代でいきなりイチロー登場。しかもいきなりヒット! そのあと二盗三盗! すげー!

結局、そこからの1時間でイチローは2安打3盗塁の大活躍。マツイは空振三振だったけど、でも「こういう場所で独りがんばっているのだな」と知ることができ良かった。一打席一打席「個の実力」を試される世界を、こういう場所で積み重ねているのだな…。
7回には球場全体の「Take Me Out To The Ball Game」。これがしたかったの! でも今日のNYは寒すぎて、1時間いるのがやっと。試合開始からいたら絶対風邪をひいていたと思う。遅れてちょうど良かったか。

21時45分に球場を脱出し、超急いでユニオン・スクエアの「Daryl Roth Theatre」へ向かう。

22時30分から「FUERZA BRUTA」観劇。(※予告編
数年前に同じ劇場で観た「De La Guarda」(ビーシャ・ビーシャ)と同じカンパニーの作品。アルゼンチンのカンパニーだったかな。ビーシャ・ビーシャを観たとき泣いた記憶があり、今回も期待したが前回より良かったかも。ボーッとするくらい美しいアート性と、(水に濡れてもいいような格好をしているのなら楽しそうな)ノリが重なり合っており、多少どっちつかず感はあったものの、圧倒的に先端でカッコいい。前回を思わせる壁走りやアクリル板のウォーターパフォーマンスは圧巻。素晴らしい。こういうのを観るだけでもNYに来た意味がある。脳内に普段と違う回路が開く。

大満足の終演後、ミートパッキングディストリクト(MPD)へ流れて「Fig & Olive」でようやく夜ご飯。NY時間の24時くらい。MPDはビルにアートが次々投影されていたり。夜中なのに超繁華。もう完全に夜の主役はココなのだなぁ。
このレストラン、去年来ようと思って来れなかった店。「いま旬は地中海料理」と去年教えてもらっていたが、今年もまだまだ旬の模様。よく流行っているしオシャレ。んでもって料理も思ったより数倍おいしく、これまた満足。クロスティーニに地中海ペンネ。良い良い。ワインを4人で3本あけて盛り上がって帰る。

長い一日だった。
乗り継ぎ移動が24時間以上・ベースボール・オフブロードウェイ・地中海料理。でもどれもアタリで楽しかった。これを書いているのはNY時間の午前3時すぎ。今日はほとんど寝てないけど、眠くないなぁ。やっぱりNYからかなり元気をもらっている模様。たぶん数日でガス欠になるとは思うけど、この調子で無事に過ごせることを願う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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