見ていられない

2008年1月28日(月) 7:59:22

昨日の大阪国際女子マラソン、30キロ付近まで独走していた福士加代子の失速は見ていられなかった。というか、見なかった。後続に追いつかれそうな雰囲気になった時点でツマと顔を見合わせ「テレビ消そうか」「うん、消そう」と。

うちでは、わりとこういうことが多い。
正月の箱根駅伝もそうだった。往路の順天堂とか、怖くて可愛そうで不憫で見ていられなかった。がんばっているんだから見届けてあげないと、と思いつつ、でも、見ていられない。年末のフィギュアも見ていられなかった。下手するとサッカーとかも途中で消したりする。

若いときは「ダメじゃんコイツ」と見捨てたり、「もっと練習しないからだよ」とか毒づいたりした。
自分のことは棚に上げて何でも強気に話せたのだ。でも、40代中盤くらいから(って、つい最近だが)そういうことが言えなくなってきた。裏でのがんばりや悩みや逡巡や夢やトキメキが読めてしまうからだ。目に見えないところに大切なものがあると肌感覚でわかってしまったからだ。もしくは相手の身になりすぎてしまうようになった。それだけいろんな経験を積んだとも言える。歳をとった、とも言える。

というか、スポーツだけでなく、物語でも見ていられなくなってきているな。
北方謙三の「水滸伝」も、楊志が死んだあたりでヤバくなり、文庫本9巻あたりからもう先が読めなくなってきている。もう誰にも死んで欲しくないのだ。死ぬのを見るくらいなら読むのをやめたい(笑)

んなこと思っていたつい先ほど、「ちりとてちん」がヤバくなった。
え〜! えぇ〜〜! 死んじゃうの〜? うぅ。見たくない。見るのやめるか…。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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