オスカー・ピーターソン、亡くなる

2007年12月26日(水) 8:06:45

オスカー・ピーターソンが亡くなった。82歳。

ボクは彼のライブは3回ほど見ている。
その超絶技巧はたまにやり過ぎの部分もあるのだが、興が乗ってくると巨体を揺すってうなり声を上げるのが可愛くて、ライブで見飽きない人の一人。録音の良さでは定評があるTELARCレーベルからライブを録音したマイナーなアルバムが数枚出ているが、それなんかはライブ感を見事に再現していていつでもその雰囲気に浸れる。名盤がたくさんある彼だが、ボクはわりとそのTELARCをBGMで流していることが多い。レイ・ブラウンとハーブ・エリスというこれまたフェイバリットな人たちがバックについているし。

でも、一番のお気に入りは、彼のボーカル・アルバムである「ロマンス」
座右のCDでも取り上げているので詳しくはそちらを読んでいただくとして、この彼の声が好きでわりとヘビーローテーションである。疲れた夜に聴くと効果満点。彼の死を知ってまずかけたのもこのアルバム。モノラルだしちょっと甘すぎる部分もあるのだけど、なぜか飽きない。この人にはもっと歌って欲しかったな。

こうしてどんどん好きなジャズ・ミュージシャンが亡くなっていく。
お年寄り度で言えばハンク・ジョーンズは来年90歳を迎えるが、なんと新年早々来日してライブをしてくれる。もうこれで最後かなぁと毎回思い続けて早10年ほど。彼とは長く一緒に仕事をしたおかげで仲がいいのだが、いまでも会うと「オ、オ、……イトーサーン!」と少し名前を間違える。惜しい! でもいいのだ。サトーでもイトーでも大勢に影響はない。彼が長生きしてあのコロコロしたフレーズを元気で聴かせてくれればそれでよい。あぁ来年が待ち遠しいな。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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