タレルの部屋

2007年12月16日(日) 9:32:26

金沢から帰還。
最終日は嵐のような天候で、途中初雪まで舞ったのだけど、金沢21世紀美術館の「タレルの部屋」にいた数十分だけ青空になった。晴れ男でよかった(笑)
四角く切り取られた青い空を雲が流れる。思わずボーッと数十分。発見と異化と伝達について考える。この三つにおいては異化の分野が自分がまだ踏み込んでいない(というか不得意な)ところだなぁ、とか。客もめったに入ってこず、ジェームズ・タレルほぼ独り占め。贅沢だ。

特別展示は粟津潔。アレ?聞いたことあるな、と思ったが、展示を見ているうちにいろいろ思い出す。彼のポスター展を以前に見たことがあった。でもポスター以外の作品は初めて。阿部定の映像作品なども見入る。面白すぎ。現代にあっても新しい。なんだかとても共感し、ショップで本など買ってしまう。展示を見終わった後もロビーの椅子でその本をずっと読んでいた。

というか、この美術館、飽きないな。これを見るためだけに金沢を訪れる人がいるのがよくわかる。空いているであろう、オフシーズンの平日の午前中とかにもう一度来てみよう。

メシ系は、朝早くにニューグランドの「ロワ」まで出かけていい景色とともにモーニング。その後「近江町食堂」を経て「壽屋」。「不室屋」は(さすがに腹一杯で)諦めて、前回買って非常に気に入った東山の「天野茶店」で加賀棒茶をおみやげに買い、金沢21世紀美術館でゆっくりして、夜にエムザ裏の「祥鮨」。19時発の空港行きバスギリギリまで食べてバスに飛び乗り(ギリギリだった)、最終便で羽田に到着、という段取りだった。

「祥鮨」には17時から2時間ひとりきり。東京の仕事仲間の強力推薦だったが、握りはともかく刺身がうまいうまい。かさご、ひらめ、車だい。忘れられず。お母さんが焼いてくれるエビ入り玉子焼きもなんともいえず良い感じ。ご主人との話も盛り上がり、最後の夜のいい〆になった。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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