「ためしてガッテン」鮨スペシャル

2007年1月 4日(木) 8:38:34

昨晩、1時間半の鮨特集だっつうんでNHK「ためしてガッテン」を見ていたら、途中から「すし與兵衛」の鈴木信夫さんが出てきてほぼオンステージ。うわ〜とひっくり返って驚いた。つか、物怖じせず緊張せず、いつもの鈴木さんであった。演技もうまいうまい。握る手も震えてない(笑) 見事な男ぶり。さすが。

番組の内容はなかなか画期的で、日本人の「鮮度&素材信仰の鮨観」を壊してくれるもの(快哉!)

なにしろ「大間の最高級生まぐろ+金賞受賞のこしひかり」で握った鮨が、「スーパーの冷凍まぐろ+古米7割のブレンド米」で握った鮨に、一般人の食べ比べ投票で負ける、というところから番組が始まるのである。

で、鮨のルーツを探ったあと、科学の目を使って、酢が魚の旨みを増やし魚が米のうまみを増やす握りの技(押し寿司の秘密)、タネと酢飯が剥がれない一体感がいかに大事かという事実、優れた職人が握りの中に空洞を作っている様子をMRIで撮影して「噛むにつれて自然に酢飯がほどけ、口の中で魚とご飯が渾然一体になる」ことを検証。

そしてそして、鈴木さんが店で生魚を出さず、すべて熟成をかけたり仕事したりして握る様子を「與兵衛」店内で撮影。それがどういう効果を生むかを鈴木さん自らが説明。そしてスタジオにも鈴木さんを呼び、冷凍まぐろのヅケを握らせてゲストに食べさせ感嘆させる、という流れ(最後に大間の生マグロのヅケも握ったが)。

最終的には「鮮度とか素材とか言う前に、タネと酢飯の一体感がいかに大事か」という結論に達してガッテン!となるわけですね(サイト参照)。

うはは。
まぁいろんな鮨好きがいていいとは思うが、内容的にはまったく同感である。個人的な鮨の好みの方向性とも完全に合致している。なんか溜飲が下がる思い。さらにその方向性ではトップだと思われる「與兵衛」の鈴木さんまで出てきたのだからちょっとニコニコなのであった(わりとマニアックな選択ではあるのでNHKの担当者がちゃんとした鮨好きなのだろう)。

再放送は
 ・1月 6日(土)午前0時00分〜1時13分
 ・1月10日(水)午前1時35分〜2時48分
らしいので、見逃した方は見ると良いですよ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

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