厳寒ソウルにて(3)夜メシ三軒ハシゴ

2005年1月16日(日) 21:31:32

「もう毛穴から飯粒が出そうですよ」と空港で別れた同行者に言われたほどで、さすがに食べ過ぎのソウル滞在なのだが、ジムで運動したのが効いたのか快調に腹が減り、夜はひとりで三軒ハシゴのお馬鹿食べ。
石焼きピビンパ発祥の店「全州中央会館」でそれを食べ、ありゃいまひとつねとがっかりしつつ、「明洞咸興麺屋」へハシゴ。咸興(ハムン)冷麺を食べ、お、これはいける!と味を舌に叩き込む。おとといの平壌(ピョンヤン)冷麺と合わせて、これで二大冷麺の特徴と味が掴めたかも。平壌冷麺はソバ粉。ソバの香りがプーンとし、歯できっちり噛み切れる。咸興冷麺はイモ類の麺で弾力があり、ゴムのように噛み切れない。平壌はトンチミ(大根水キムチ)の汁を使った冷たい汁麺だが、咸興はピビン麺(コチュジャン系タレと混ぜる)で汁はないのが代表的(汁麺もある)。
今晩行った「明洞咸興麺屋」は超極細麺で歯ごたえごしごし。あーうまい。お茶代わりに出た牛骨スープもおいしく、冷麺を食べ終わったらコチュジャンが残る器にそれを注いで飲むとまたうまい(うまそーに牛骨スープを何度もお代わりしてたら、店のおばちゃんがそうやってくれた)。

あ〜うまかった、満腹じゃ〜と外に出て、異様な人出の明洞地区を横切ってホテルへ帰ろうと思ったが、韓国無形文化財であるらしい石焼きピビンパが発祥の店のくせにあんなにイマイチだったのがどうしても不満で、ハッと気がついたときにはもう一店有名な「古宮」へ入店してしまっていた。食欲夢遊病患者かよ。あぁ食えないかもと思いつつ石焼きピビンパを注文。テーブル上にずらりと並んだパンチャン(おかず)にぐええとなりながらなんとか完食。結論。石焼きピビンパというものは本場でもそんなすげーうまいってもんではない。日本でもほぼ同じレベルが食べられる。つか、石焼きではない普通の方がうまいと感じた。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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