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山本屋本店

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愛知県名古屋市中村区太閤通6-5
052-482-2428
11〜26
無休


味噌煮込みうどん。

名古屋を代表する味噌煮込みうどんの系列は二つあって、実にややこしいことになっている。

山本屋本店と山本屋総本家。

これらは親戚でも分家でもなく、並列してライバルとして存在する。仲はわりと悪いらしく、本とかに掲載する場合でも、どちらかが載るとどちらかが断る、みたいなことが長く続いているようである。
まぁどちらかが後から山本屋を名乗り、どちらかがその区別のために名前を変えたのだが(ネット検索すれば、たいたいはわかるようだが)、まぁボクたち食べ好きにとっては、今現在美味しければよいわけで、由来はどうでもいい。とにかく、本場の名古屋では両店ともにとても有名だ。

ボクは名古屋で両方行ったことがあるが、味的にはまぁどっちもどっち、かな。
実は両山本屋ともにボクにはマイルドすぎる。白味噌をブレンドしてあるからかもしれない。味噌だけだと、大阪の味噌煮込みうどん屋「あまの」の味つけが好き。

で、しばらくは両雄どちらにも行っていたのだが(特に「山本屋総本家」の高針店は自分で作らせてくれる珍しい店だったので好きだった)、ここ5年くらい、自然と「山本屋本店」の方に足を運ぶことが多くなった。つまり、これは「山本屋本店」の方が好き、ということだろうと思う。

本店は、上記の「大門本店」にも行くが、新幹線地下街である「エスカ店」が、新幹線に乗る前に便利なので一番利用しているかも(名古屋市中村区椿町6-9 新幹線地下街エスカ/052-452-1889/10~22)。

山本屋本店は、お漬け物が食べ放題だし、ごはんもお代わりし放題。サービスはとてもいいと思う。


ちなみに味噌煮込みうどんの食べ方を簡単にまとめてみる。
東京のうどん屋でもメニューとして存在させている店は多いが、味はともかく、食べ方や段取りが少々違うので、個人的な食べ方も含めて解説してみたい。

まず、頼むのは“親子煮込”が基本。
鳥肉が具として入り、生卵が割り入れられている。ここにトッピングを追加してもいい。
ちなみにボクは“えのき”を入れるのが好きである。店によっては辛口にしてくれるところもある。味噌多め、ということだ。出来れば、ご飯もとること。次に段取りとしてエプロンを首に巻く。紙エプロンを「使いますか?」と持ってきてくれるのでそれをする。そうしないと味噌がシャツなどに飛んでエライ目に遭う。

いよいよ味噌煮込みうどんが来たら、土鍋のフタを小皿として使用する。
ここはわりとポイント。
本格的な名古屋の店だと、フタに蒸気抜きの穴が空いていないからこれが出来るのである。これが東京のうどん屋とかとは違う。土鍋のうどんをフタに移してハフハフ食べる。

もしアナタが「ねこまんま」好きなら、フタを使わずにご飯茶わんを小皿代わりにしてもいいだろう(ちょっと見た目が品がないが)。
ご飯にしみ込んだ八丁味噌がなんともいい味を出す。ただ、一般的にはフタでうどんと具を食べ、最後に残った味噌にご飯を投入して雑炊にするのが正しいと思う(というか、「正しい」というのは別になく、ボクはいつもそうする、というレベル)。

名古屋の味噌煮込みうどんは打つときに塩を入れない。
そうすると煮込んでも柔らかくならず、硬い食感がキープされる(味噌味がより塩辛くならないように、との狙いもあるそうだ)。芯が残っているのか? といぶかるくらい硬めのうどんがここの魅力。これに慣れると、柔らかいうどんを使った味噌煮込みうどんでは全然物足りなくなる。
名古屋出身者は各地の味噌煮込みうどんを情けない思いで見ていると思う。

ということで、味噌好きなら、どうぞ。


※名古屋在住のの大矢さん(人気サイト「なまもの!」で有名)からとても楽しいメールをいただきました。引用させていただきます。


土鍋の蓋を取り皿代わりに使うこと、煮えてないんじゃ?と思うくらい麺が固いこと、ご飯も頼むこと(というかデフォルトでしょう)、ご飯に汁を染み込ませるのも基本、などなどさすがのナイス・ナビゲーションでございます!

ただ!
卵のことに触れられていないのは、画竜点睛を欠くっつーか味噌煮込みに卵を欠くっつーかきしめんにほうれん草を欠くっつーかもういいですかそうですか。

卵を崩すタイミングについては名古屋人の間でも「目玉焼きにはソースか醤油か」に匹敵するくらいの派閥がある、ようです。

うちのダンナは最初にぐちゃぐちゃに崩して麺を黄身にからめて食べますが、意外と多いのが、しばらく卵には触らず土鍋の余熱で少し(少しですよ)卵を固まらせる人。

そのために、卵にうどんをかぶせたり汁をかけたりという努力をする人もいます。

そしてその半熟卵の黄身を、ご飯に乗せるのです。
卵の黄身に八丁味噌の汁が絡み、それがご飯にどえりゃあ合うのです。

実は大矢、あのアルデンテにも程がある麺が苦手で(ダンナは「真のアルデンテが理解できるのはイタリア人と名古屋人だけだ」と言います)味噌煮込みはあまり好きではないのですがこの「味噌煮込みの汁と卵をご飯に載せたもの」は大好き!

次回行かれましたらぜひお試し下さい。
「通」だと思われること請け合いです。
ただし、名古屋人だと思われる危険もあります。



そう、ボクも卵の扱いにはいろいろ迷っていたんです。
でも名古屋人の間でも派閥があるとは!
しかも味噌が染み込んだ半熟卵をご飯に載せるとは!
うまそすぎるではないか!


1994年6月初訪問。再訪多し。最新は2010年2月。



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2010年06月06日(日) 11:56:05・リンク用URL

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