蕎麦は香り
2005年3月 7日(月) 14:13:19
昼にたまたま蕎麦の食べ方談義になったので、ボクの考えを少しまとめておこう。
蕎麦の本質は「香りを楽しむこと」だとボクは思う。もちろん喉越しとか味とかもあるとは思うが、優先順位的に一番大切なのは香りだと思うのだ。そこから発想すると食べ方や手順はとてもシンプルになる。
要は「ただでさえほのかな蕎麦の香りを、できるだけ殺さないような食べ方をする」ということ。つまり、つゆにネギをいれてはいけない。蕎麦の香りがネギの香りに負ける。同じ理屈で、つゆに蕎麦を浸してはいけない。つゆの香りしかしなくなる。つゆにはほんの少しだけつけ、蕎麦への軽い味付けと喉を通す潤滑油としてだけ機能させる。最初の一口はつゆもわさびもつけずに食べるのも楽しい。
10歳の誕生日
2005年3月 6日(日) 12:34:53
今日は響子の10歳の誕生日。阪神大震災をお腹の中で体験し、東京に避難してきて、予定日よりずいぶん遅れてちょうどボクたちの1年目の結婚記念日に産まれたのでした。そう、つまり今日は結婚11年目の記念日でもあるのです。佐藤家の区切りの日。ついでに雛祭りも一緒にしてしまう日。いろんなことがいっぺんにめでたいのがいいね。ちらし寿司と純米浦霞でお祝い。来年の今日もみんな健康でハッピーに迎えられますように。
キリがいいので今日からもろもろ執筆開始・アーンド・BMグラサンダイエット第二弾も開始(目標5キロ減)。BMグラサンはもう習慣化していて、体重はそこそこキープしているのだが、もうちっと痩せるためにBM系エクササイズを少し増やす感じ。つか、これから一年、外食が相当増えざるを得ない執筆スケジュールゆえ、先にBMをドカッと増やしちゃって、食べても食べても痩せていく身体にしておくのだ。
ラーメンがわからん
2005年3月 5日(土) 19:43:12
今週の週刊文春に勝見洋一氏が書いていた「敢えて言う『ラーメンなんて料理じゃない』」という記事は面白かったなぁ。ラーメンをけなすと北朝鮮問題以上にひどいメールが数多く飛び込むので自然と触れなくなっているのだが、ボクもどちらかというと勝見洋一氏と同じ考えに立つものです。ラーメンはラーメンとして好き。ええ大好きですよ。ただ、世に騒ぐほどの深みを感じないし、行列するほど美味しいと思ったこともない。つか、ラーメンにそんなに多くを求めていないのだ。
話題店にはなるべく出かけるようにしているが、感想の書きようがなくてサイトにもほとんど載せていない。というか、マジな話わからないのだ。本当にその麺に合うのはそういうスープや具なのだろうか。あのごた混ぜスープって果たしてうまいと言えるのだろうか。みんなが褒めまくる理由が他にあるのではないだろうか…。わからん。これは批判ではなくある種のコンプレックスだ。ボクにはラーメンがわからない。
つか、たいてい若くして独立して店を開き、独自のスープとか売りにしてるけど、料理の「り」の字も知らない若者がその程度の修業をして独立して人気店になる程度の食べ物ってどうなんだろうか。変化球を投げさえすれば客が集まるだけなんじゃないのだろうか。客たちも、ラーメン的スープをあそこまで味わい尽くし評価できるなら自然と和食とかフレンチとかに興味が移ったりしないのだろうか(大崎さんは移ってるけど)。こんなに褒められたまま突き進んで、ラーメン界はどこかに行けるのだろうか…。
同じようなことを長いこと複数の食べ好きたちと話していて、みんなで「ラーメンがわからん」と何度もぼやきあった。そんなぼやきに勝見氏の記事が近かったので、とりあえず。
ニュース東京偏重
2005年3月 4日(金) 7:55:14
NHKの朝7時のトップニュースが関東地方の雪の話題であった。まぁ首都でもあるし速報系で数分ならわかる。でも延々10分に渡って雪の中継。10分だぞ。確かに東京は雪が降っているが、ほんの数センチのたいしたことない雪である。交通寸断も起こっていない。これが堤義明氏逮捕などを上回る全国トップニュースか? アナウンサーが全国放送用だったから、これって北海道でも大阪でも沖縄でも流れているんだよね? 彼らには関係ないじゃん。なんたる東京偏重じゃ。昔神戸に住んでいた頃、やはり延々と東京の嵐か何かのニュースを見せられてうんざりしたことを思い出す。東京ローカルの天気の話題などローカルニュースでやるか分割画面でやればよろし。ふざけるなと言いたい。
昨晩は急遽お誘いを受け「麻布幸村」へ。前から行きたかった店なのでラッキー。料理はカニ三昧系。それも国産の松葉蟹の最高級たいざがにである。丹後半島沖で捕れ、間人(たいざ)港で水揚げされた松葉蟹を「たいざがに」と呼び、産地証明として緑のタグが足につけられているのだ。そのタグがついた状態で見せていただき、焼き蟹に。超お上品なお味でございました。まぁカニは非常に美味しかったのだが、せっかくの割烹有名店。もう少し手間がかかった料理を中心に味わってみたかったな。全体的に思ったよりも普通であった。
黒坂黒太郎・矢口周美ライブ〜「焼肉ランド マルタケ」
2005年3月 3日(木) 8:28:32
「まま母狂奏曲」(黒坂黒太郎・矢口周美著/講談社)という本をご存じだろうか。まず響子が気に入りその後ボクや優子も読んだのだが、子供が2人ずついる男女が再婚する(子供は計4人になる)ノンフィクションで、とても面白かった。読んだら必ず彼ら家族に会いたくなる、そんな本。
著者である再婚夫婦2人は音楽家で、黒坂黒太郎さんはコカリナ奏者。矢口周美さんは歌手である。その彼らのコンサートがあると講談社の方に教えていただき、昨晩家族でカザルス・ホールへ行ってきた。コカリナという楽器を初めて生で聴いたが、森の鳥の声が音楽になっているような不思議な音色。目と瞑って聴いているとフィトンチッドまで漂ってくるような趣き。木のオカリナと称されるが、それ以上だな。素晴らしい楽器だ。早川りさこさんのグランドハープともとても合っていた。
特筆すべきは矢口さんの歌声。一度聴いたら耳を離れないような美声で、コカリナをほとんど喰っていた。うーむ、素晴らしい。長く聴いていたくなるような歌声に久しぶりに出会った。マイクを使わないその歌声に、目を瞑って心を開く。ほんの1時間前までの超多忙とこの空間の癒しな感じとのあまりのギャップに少し笑ってしまう。あの多忙さはヒトとしてやはり間違っている。負け。
本を書いた本人が目の前で演奏するのが響子には不思議な感じだったらしく、途中から「まま母狂奏曲」を再読しながらコンサートを聴くという器用なことをしだした。終演後その本にサインしてもらいに楽屋へ。舞台で見るよりずいぶん小さい矢口さん。舞台ではとても大きく見えた。
