ラーメンがわからん

2005年3月 5日(土) 19:43:12

今週の週刊文春に勝見洋一氏が書いていた「敢えて言う『ラーメンなんて料理じゃない』」という記事は面白かったなぁ。ラーメンをけなすと北朝鮮問題以上にひどいメールが数多く飛び込むので自然と触れなくなっているのだが、ボクもどちらかというと勝見洋一氏と同じ考えに立つものです。ラーメンはラーメンとして好き。ええ大好きですよ。ただ、世に騒ぐほどの深みを感じないし、行列するほど美味しいと思ったこともない。つか、ラーメンにそんなに多くを求めていないのだ。
話題店にはなるべく出かけるようにしているが、感想の書きようがなくてサイトにもほとんど載せていない。というか、マジな話わからないのだ。本当にその麺に合うのはそういうスープや具なのだろうか。あのごた混ぜスープって果たしてうまいと言えるのだろうか。みんなが褒めまくる理由が他にあるのではないだろうか…。わからん。これは批判ではなくある種のコンプレックスだ。ボクにはラーメンがわからない。
つか、たいてい若くして独立して店を開き、独自のスープとか売りにしてるけど、料理の「り」の字も知らない若者がその程度の修業をして独立して人気店になる程度の食べ物ってどうなんだろうか。変化球を投げさえすれば客が集まるだけなんじゃないのだろうか。客たちも、ラーメン的スープをあそこまで味わい尽くし評価できるなら自然と和食とかフレンチとかに興味が移ったりしないのだろうか(大崎さんは移ってるけど)。こんなに褒められたまま突き進んで、ラーメン界はどこかに行けるのだろうか…。
同じようなことを長いこと複数の食べ好きたちと話していて、みんなで「ラーメンがわからん」と何度もぼやきあった。そんなぼやきに勝見氏の記事が近かったので、とりあえず。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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