雪の人形町で「小春軒」

2006年1月22日(日) 6:23:58

休日&雪で都心は空いていた。どうせならちょっと足延ばすか、と、打ち合わせの合間に人形町へひとり昼飯へ。すげー寒いのに相変わらず親子丼の「玉ひで」は大行列。この店まだ食べたことがないのだが、この調子じゃ一生食べられないかも。10人くらいなら並ぶけど、30人とか50人とか70人とか並んでるとさすがに並ぶ気にならぬ。

さてどこで食べようかと路地を入るが、土曜のせいもあって意外と閉まっている。一周した末、洋食の「小春軒」にした。件の大行列店の数軒隣である。そういえば「玉ひで」は「小春軒」と「来福亭」という老舗下町洋食に挟まれているんだな。ついでに老舗喫茶「快生軒」まで並びにある。この並びで入ったことがない店が一番有名な「玉ひで」というのは悔しいので、近いうちに並んで食べてみようと心に決める。

「小春軒」は何度目の訪問か…。海老フライ盛り合わせライス、メンチカツライス、鮭フライライス、カツ丼、そしてこの季節はカキフライライス…。好きなメニューが多い店。どれを頼もうか席に座ってからも決まらない。オーダー聞きに来たおばあちゃんと目を合わせて数秒フリーズ。心はカキフライに傾いていたのに口が勝手に「メンチカツ」と動いてしまう。まぁ脳より身体の反応を信じよう。

天に上っていくような錯覚

2006年1月21日(土) 8:55:24

東京初雪。
静かにそして確実に天から降りてくる雪をじぃっと見ていると、雪が降りてくるのではなくて自分たちが天に上っていくように錯覚される瞬間が来る。その瞬間が例えようもなく好きだ。豪雪地帯で記録的大雪に苦しんでいる方には申し訳ないが、雪が降るとやっぱりちょっとうれしい。

ライブドア問題について賛否両論、いろいろメールをいただいた。
確かに犯罪者かもしれない人を「出る杭」扱いは軽率ですね。ただ、なんつうか、ボクは「ここぞとばかりに喜んで」という手のひらの返し方がイヤすぎて。「やっぱり!」「そう思ってたんだよ!」「それ見たことか!」というようなことを言う大人のちょっと自慢げな顔も文章も醜い。もちろん自分も陥りがちな感情だけど、この「寄ってたかって」感がなんか村社会っぽくてとてつもなくイヤなのでした。

それと「年上がやりすぎた若者を叩く」みたいな構図になっちゃったのも残念。閉塞感がまた来るかもなぁとか、やんちゃな若者が出てきにくくなるかもなぁとか。それを総じて「出る杭」と書いたのはちょっとまとめすぎだったけど。

講演と香箱

2006年1月20日(金) 8:27:24

昨日は日本マーケティング協会というところで講演。
マーケの専門家たちが相手なこともあって、中途半端に専門用語を使うとメッキが剥げる。だから自分の言葉でやわらかく語ってみた。意外と受けたので満足。質疑応答も活発だったし。

終了後、21時まで別件で打ち合わせ。その後打ち合わせ相手とカニを食べに行く。今季はじめてのカニ。なにせ12月はほとんど外食しなかったからなぁ。香箱の内子外子をいっぱい食べた。話も盛り上がり、このところずっと感じていた閉塞感も少し打ち破れた。もうちょいがんばってみるか。

あぁ昨日はバタバタしてて英語を全然勉強しなかった。12月1日からずっと続けてきた習慣なのに…。堤防決壊しないように粘ろう。

芸者さんと新年のお祝い

2006年1月19日(木) 8:17:54

昨晩は夜に仕事を抜け出して、神楽坂の料亭で1時間だけ芸者さんと新年の祝い。

初体験である。いわゆる芸者遊びは大阪で2回ほどしたことあるが、東京で、それもお正月は初めて。お座敷にお大尽風にどんと座り、金粉入りの角樽を飲む。横には芸者さん。いわゆる「出(で)の衣装」っていうのかな、黒の裾引きの衣装にだらりの丸帯、日本髪に稲穂の簪。正月の正装だという。今週いっぱいはこの衣装で踊るらしい。

まるで映画かドラマの一場面のような光景が続く。芸妓さんおふたりと三味線に太鼓。目の前で「初春の〜」と唄い、踊る。三曲ほど踊っていただいた。いい頃合いで女将さんが現れてご挨拶のあと三本締め。三味線と太鼓がついた三本締めはなんとも優雅。楽しいと同時に心が引き締まる。で、最後に芸妓さんらの背中にお年玉を差し込む儀式(笑)。これも入れ方や入れる深さに粋な感じがあるらしく、いろいろ教えてくれた。

47年間ほぼ毎日〆切…

2006年1月18日(水) 7:21:47

書けないなぁ。連載原稿でまたまた四苦八苦している。調子が出れば早いのだが、なかなか調子が出ない。仕事が多くほとんど時間が取れないこともあって深夜にやっと書き始めるのだが、調子が出る前に大深夜になってしまい結局諦めることが続いている。とはいえそんなことも言っていられない。もう〆切だ。うぅぅ。

とかなんとか愚痴ってる自分に喝!
今月6日に亡くなった漫画家の加藤芳郎さんは、新聞の4コマ漫画を47年間連載しつづけたという。夕刊だったから日曜を除く週6日なのかな。ほぼ毎日〆切があり莫大な数の読者の目に触れる。毎回なにかしらアイデアもいる。それを続けて47年。つか、ボクの人生より長いではないか。ボクが生まれてからこっち以上、ずぅっと週6本ずつ書いてきたってか。ボクがはいはいしてるときから、小中高大、就職、結婚などいろいろ経てきた年月全部ずっと連載してきたってか。

あまりに偉大すぎて比べても仕方ないが、同じ人間、ま、ボクもがんばろっと。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。