誕生年ワイン

2006年1月17日(火) 7:22:17

今日で阪神大震災から11年。
ということは、あの時お腹の中にいた娘は今年で11歳ということだし、前日である昨日は優子の誕生日ということになる。そう、我が家はあの大地震を一生忘れられないことになっている。

みなさんも忘れないでね。大地震への備え。とりあえず「地震が起こる前に、これだけはしておけ!」を再度お読みください。ボクの実体験からの教訓が書いてあります。コレコレも是非。


ということで、昨晩は優子の誕生祝い。娘は用事があったので、ふたりでレストランへ。こういう経緯もあり、優子の誕生年1967年のムートンを飲んだ。予約して半年強。折に触れ楽しみにしてきたムートンは39年ものとは思えない若々しさでびっくり。まぁまだキミも若いということだよ。

キミが生まれてきた偶然

2006年1月16日(月) 7:27:56

寡聞にして知らなかったが、日本の首都である東京の空は、未だアメリカ軍に管制コントロールされているらしい。自国機や民間機も自由には飛べないという。同じ敗戦国でもドイツの首都の空はとっくに返還されているらしい。首都の空が他国に管理されているというのは、考えてみたらものすごいことだな。

小五の娘がいまちょうど塾で日本近代史を習っているらしく、第二次世界大戦前後〜冷戦のあたりの歴史を優子に質問したりしているのが聞こえてくる。塾の教科書や問題集に載っている史実をそのまま覚えようとしている。「いや、そこはいろんな解釈があって」と説明したくなるが、問題集の答えと違うことを教えると混乱するだろう。中学に入ってからじっくり向き合って一緒に考える時間を持たないと。

史実は客観的に正視すべし。いろんな解釈も出来れば知るべし。そして自分で考えるべし。
ただ、キミが生まれてきた偶然は、数千年に渡るこの国の長い長い人のつながりの結果である。祖先や先人、そしてその年月に敬意と誇りだけは持って欲しいと思う。それが自国史を学ぶということ。

親は絶対に勉強を教えてはいけない!?

2006年1月15日(日) 17:37:28

昨年、「新・勉強の常識」(ストロング宮迫&タイガー山中著/PHP研究所)という本を著者からいただいた。面識ない方なのだが、このサイトを読んでくださっているようで、出版社を通して送っていただいたのだ。ありがとうございました。※この本の元になったサイトはこちら

帯に「親は絶対に勉強を教えてはいけない!」とあり、毎晩のように娘と勉強バトルを繰り広げている優子にはドキッとするコピーだったようで、さっそくじっくり読んで感動していた。「わたし、いけないことばかりしていた」と反省しきり。すごく役に立ったようである。あれ以来バトルが激減した(笑)。これだけでも著者の方々に感謝しなければならない。

で、遅ればせながら、ボクもじっくり読んでみた。
なるほど、つまりどう子供を乗せちゃうか、ということですね。あとは親の勘違いの是正。親は中途半端に自分の体験を子供にかぶせるからなぁ。しかも視野狭く。

とてもウェットな共同作業

2006年1月14日(土) 10:20:32

昨晩は打ち上げパーティ。12月にやった怒濤の仕事群の中の大きな一個を打ち上げた。
このところ「打ち上げ」という行為が廃れてきて、区切りもなにもなく次の仕事に向かうことが多かったのだが、こうして打ち上げをするとやっぱりどこかサッパリして気持ちが良い。つか、もっともっとささやかに「お疲れ様」を言い合う会のはずだったのだが、いつの間にか巨大化していて少し面食らった。超大物にもお越しいただき、恐縮。

こういう「打ち上げ」をして、協力してくださったスタッフがみんな集まると、どれだけの人に支えられてこの仕事が成立したのかを実感する。みなさん、朝も夜も土日もクリスマスも年末もなく情熱的に動いていただき、本当にありがとうございました。超綱渡り&ウルトラCの納品で久しぶりに脂汗をかいたけど、この脂汗を次につなげたいと思います(汚い)。

しかし、綱を渡りきっただけでもラッキーだったのに、渡りきったあとでそれをドライに評するタイプがひと昔前よりぐっと多くなった。
そういう気持ちもわかるんだけど、いわゆるクリエーティブとか制作作業とかはそんな流れ作業の工業製品のようなドライなものではない。もっとぐにょぐにょしたカタチのないものを慎重に慈しみながら整えていく、とてもウェットな共同作業だ。いや、クリエーティブに限らず、仕事に愛を注ぐとそこには自分の赤ん坊に対するようなウェットな気持ちが宿るもの。そのウェットな共同作業の中での綱渡りがどれだけ危ういものなのかをわかってくれる人が激減している肌実感。オレが古いだけなのかな。

植草甚一は48歳からジャズを聴き始めた

2006年1月13日(金) 8:18:21

一般に街歩きとジャズで知られている植草甚一だが、ジャズは48歳から聴き始めたそうだ。
まぁ彼の場合、やり始めたらとことん、という部分はあるけど、それにしても48歳からあそこまでとは。それを考えたらいつ始めても遅いということはないなぁ。

というか、始めるに適した時期というのはある気がする。早ければいいというものでもない。
例えばボクには京都の割烹とか料亭とかフランスの三つ星とか、もっと歳をとって自分の格と経験が追いついてから回り始めたいと思っている食分野がある。若い間に経験する良さもあるとは思うが、ボクにはまだそこが居心地よくなっていないし、まだまだそういう場を自然に楽しめるようになるための人生経験が足りないと思っている。

他にもオペラや歌舞伎、お能、それに一部の本とかも、ある程度の年齢になるまでお取り置きしてある。まぁ少しずつ見始めたりはしているが、本当に楽しめるようになるのはあと10〜15年くらい経験積んでからなのだろうなぁとか思いながら見ていたりする(それだけ長生きすると仮定しての話になるけれど)。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。