天に上っていくような錯覚

2006年1月21日(土) 8:55:24

東京初雪。
静かにそして確実に天から降りてくる雪をじぃっと見ていると、雪が降りてくるのではなくて自分たちが天に上っていくように錯覚される瞬間が来る。その瞬間が例えようもなく好きだ。豪雪地帯で記録的大雪に苦しんでいる方には申し訳ないが、雪が降るとやっぱりちょっとうれしい。

ライブドア問題について賛否両論、いろいろメールをいただいた。
確かに犯罪者かもしれない人を「出る杭」扱いは軽率ですね。ただ、なんつうか、ボクは「ここぞとばかりに喜んで」という手のひらの返し方がイヤすぎて。「やっぱり!」「そう思ってたんだよ!」「それ見たことか!」というようなことを言う大人のちょっと自慢げな顔も文章も醜い。もちろん自分も陥りがちな感情だけど、この「寄ってたかって」感がなんか村社会っぽくてとてつもなくイヤなのでした。

それと「年上がやりすぎた若者を叩く」みたいな構図になっちゃったのも残念。閉塞感がまた来るかもなぁとか、やんちゃな若者が出てきにくくなるかもなぁとか。それを総じて「出る杭」と書いたのはちょっとまとめすぎだったけど。

まぁボクは、やり方の是非や品格の有無や好き嫌いを越えて、「硬直した状況に変化をもたらそうとした人」の勇気と労力に対して敬意を感じるタイプなので、同情的に見ているのは確かです。


今日も休日出勤。せっかくだから空いた都心の雪景色を楽しみながら行こう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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