時差ボケ?

2007年4月 4日(水) 1:53:03

つい2.3年前まで「時差ボケをしない」のが自慢だったワタクシ。徹夜仕事も多く、もともと睡眠が不規則すぎたので時差を感じなかったのだ。

でも、ここ数年わりと規則正しい生活をしているので、時差に弱くなった。
今回もどうやら時差ボケが来ている模様。昼間は眠くならずなんとか持っているのだが、夜、何時に寝ても深夜1時半とかに目が覚める(笑) ここ3日ほどそんな感じ。別に日本時間の1時半がポルトガルの朝、というわけではない。ポルトガル時間で17時半だ。なんなんだ? これって時差ボケなのかな?

ということで、今日もこんな時間にオハヨウゴザイマス。溜まりまくっているメールのお返事でも書こう…。

店を勧めるのって勇気がいる

2007年4月 3日(火) 19:29:27

昔の上司がなにかとボクを「おいしい店の電話帳代わり」に使っていて、週に一度は携帯にメールが入る。「いま○○にいるんだけど、どこの店がうまい?」って調子。で、ボクも自分が出来る範囲でニコニコそれに応えている。もちろん誰に対しても『電話帳代わり』をするわけではない。彼はわりと応え甲斐があるのだ。なぜなら「ちゃんとボクのセレクトを喜んでくれる」からである。喜んだ末、うれしい感想も言ってくれる。まぁ舌の相性もいいのだろう。

店を褒めて紹介する、というのは実はとても勇気がいる。
紹介した後、いつもドキドキする。もしイマイチだったら「あいつ、こんな店をおいしいと思うんだ」「あいつの舌もこの程度か」とか、密かにバカにされる可能性がある。自分の舌力とかセンスをそのことひとつで判断されちゃうような怖さがある。

逆にけなすのは非常に簡単。
「あの店はこの辺がダメ」「この店、みんなは褒めるけどいまいちおいしくない」とか言っとけば、なんか「舌力がありそうな自分」や「ヒトより経験値の高い自分」とかを演出できるし、もしその店がおいしくても「もっとおいしい店を知ってるんだろうなぁ」とか思われるだけ。そう、けなすのは簡単。褒めて勧めるのは度胸がいるわけだ(そういう意味で「好きな店リスト」はとても度胸がいる記事だったりする)。ま、映画でも本でも、同じだよね。

祖母がボクのために使ってくれた時間

2007年4月 2日(月) 4:29:22

桜の花が咲き乱れる中、祖母のお見舞いに行ってきた。

6年一貫の中学高校に入学した途端父親が転勤したこともあって、ボクは中2前から浪人まで祖父母の家に居候した。そのとき親代わりになってくれた母方の祖母である。91歳。祖父は10年ほど前に亡くなってしまい、祖母も数年前から寝たきり。惚けてしまってボクのこともわからない。

祖母は本をよく読む人で、当時の共通の話題は本であることが多かった。
あの頃の中学生特有の青い読書(太宰とかヘッセとかドストエフスキーとか)につきあってくれ、ボクがかたっぱしから読んでいく本を祖母も追いかけて読んでくる。わかりもしないで青臭く論じる文学論に夕食時につきあってくれる。あの環境はずいぶんボクの読書人生に影響を与えた気がする。

「掴んでいる」感覚

2007年4月 1日(日) 7:23:38

若い頃はベンチャーとかで成功してブイブイ言わせていて、あらゆる快楽に身を浸した色男だったんだけど、今は見事に落ちぶれちゃって、とはいえ酸いも甘いも噛み分けたおかげで「人生はブイブイだけではない」ということも知っていて、いい感じに肩の力が抜けてとっても魅力的になっているおじいちゃん。

ポルトガルってそんな感じだったなぁ。

それに比べると、日本は「落ちぶれつつあるのにまだブイブイの夢を捨てきれない青さ」みたいのがある。ブイブイの空しさは戦争やバブルで学んだはずなのに、もう若くもなく色男でもないのに、若造りしてギラギラがんばっちゃってる感じ。他の人の成功が妬ましくて「まだまだオレだって」ってギトギト張り合っちゃってる感じ。そんなんで格好いい中年や魅力的な老人になれるかな。醜く煮崩れなければいいけど。

ポルトガル、絶賛

2007年3月31日(土) 18:40:38

さきほど、ポルトガルから帰国しました。
ポルトガルがあまりに良かったので心はとっても元気。家族もとっても元気。あの国マジで心に効いた。

それにしても、ポルトガル、これから相当人気が出ると確信。自信を持ってオススメできる。だって予想の数十倍よかったもん。

まだ観光地化されきっておらず、なんとも素朴。人口密度が低くてわさわさしてないし、日本人にはほとんど会わないし(リスボン以外ではひとりも会わなかった)、一度天下を取った後衰退した文明の哀愁があるし、人々はラテン系のくせに謙虚でストイックで気取らないし、センスは意外といいし(服装センス以外)、東洋人差別感じないし、日差しは強く晴天率も欧州一、そのうえメシは日本人の舌にばっちし。魚も豚も絶品。アローシュうますぎ。ワインもチーズもお菓子も高水準。ポウサーダの宿泊は最高だし、アレンテージョ地方はこれから(全世界的に)確実に「来る」。プロヴァンス・ブームを越えるかも。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。