小さな一歩

2007年12月24日(月) 22:14:32

ムスメはわりと目立ちたがらない人で、メガネとか地味なメタルフレームのをかけていたのだけど、先日「セルフレームにしてみたい」と決心したように言ったので、よしきた!とばかり一緒に買いに行ってきた。

クリスマスのショッピングモールは大混雑。安く、しかも30分で出来上がるイマドキのメガネ屋に入る。
彼女が選んだのは赤いフレーム。いいねいいね。でもさーこれは?とボクが渡したのは茶色とピンクのコンビ。正面から見たらチョコレート色なんだけど少し横から見るとピンクが裏側に見えていてなんだかポップなのだ。

ムスメは店で30分悩んだ。
店員さんはボクが選んだ方を勧める。かわいいもんな。でも、彼女にすれば「目立ちすぎるのではないか」と不安なのだ。あぁわかるな、その一歩。その一歩を踏み出しちゃうと後が楽なんだけど、別にそれは今でなくてもいい。来年でも再来年でもいい。個人によってタイミングが違う。親に聞かず自分で選びな。

グッときたぜよ

2007年12月23日(日) 18:52:02

今クールのドラマは「歌姫」を見ていたのだが、これがなかなか良かった。
というか、今年の夏、このドラマの元となった東京セレソンデラックスの舞台「歌姫」を、チケットを譲っていただきながら仕事で見逃したという失態をおかしていて、しかもこの舞台が素晴らしく泣けたというのを後から聞いて、これは見なければ、と思っていたのだった。

でもこのドラマ、当初は評判悪かった。雑誌とかでもバッシングに近い罵り方を評論家にされていたし、視聴率もイマイチだった。まぁ確かに少しはしゃぎすぎっぽい部分もあったのだが、役者がそれぞれ良かったのと、舞台でのラストの盛り上がりをブログなどで読んでいたので「こりゃ絶対最後の方で盛り上がる。たぶん全部細かい伏線」と思って我慢していたら……案の定、ラストの方でガガガと盛り返したなぁ。

ま、磯山晶プロデューサーの作品は、放映中は評判悪く、放映が終わってから評判が上がってDVDが売れまくるというパターンが多いので(池袋ウエストゲートパークも木更津キャッツアイも)、我慢ができた部分もあるかな。彼女が書いた「プロデューサーになりたい」っていう実話漫画は面白いので、ご興味がある向きは是非。

サラリーマン生活の優れた部分

2007年12月22日(土) 17:29:45

ハードルの為末選手が毎日新聞に「ハードラー進化論」と題して面白いことを書いていたのでメモ。 競技人生も長くなると「常識」がたくさん出てくる。常識は思考スピードを速めてくれるが同時に思い込みも生む。それが本当に正しいのか、もしかして例外があるのではないか、という再検討を怠ることにもなる。と書き、再検討というか視点の変化としてこんな例を挙げる。 例えば最初のうちは、走るという行為は、地面を自分の力で踏みつけて、その力で前に進むポジティブな動作ととらえていた。だから当時はスクワットなどの、下から持ち上げるトレーニングを重視していた。
 ところがある時、何かのきっかけでネガティブな動作だと思い始めた。自分の体が地面に落ちてきて、足がそれを支えているだけのように見えてきたのだ。トレーニングも下から持ち上げるよりも、上から落ちてきた体を支え、弾むようなものを重視するようになった。同じ「走る」という循環動作なのに、視点が変わると動きも大きく変化した。そして「道を究める途中では、積み上げるだけではどうにもならない場所がある。そこでどれだけ視点を変えることができるかが重要だ」と続くのである。

この文章は彼自身がある会社の社外取締役になったことの報告として「競技生活に影響はでないのか、と言う人がいるが、『変化すること』は競技にいい方に働くと思っている」という理由として書かれていたが、いやぁ全くその通りだなぁ、と。

ボクはその辺のことを「思ってもみない流れには乗ってみろ」という言葉で自分の心に留め置いているのだが、なんというか、自分で考えることなんて限界があって、なかなか「自分の常識」を越えられないものなのだ。でも、思ってもみない流れに流されて乗ってみると、視点がガラリと変わり、わりとスムーズに新しい境地へいけたりする。

寝たー

2007年12月21日(金) 8:27:57

いやぁ寝た寝た。寝たなぁ。久しぶりに丸一日だらだらと寝た。おかげで少し回復したかも。

起きてる間は「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を読んだり(まとめサイトはこちら)、PS2の「ドラゴン・クエスト5〜天空の花嫁」を引っ張り出してきて久しぶりにやったりした。風邪ひくとどうしてドラクエがしたくなるのかは謎。それも古いのがしたくなる。スーファミでドラクエ3とかやろうと思ったくらいな勢い。ボクにとってはほとんどパブロフ状態なゲームだ。

10月11月と本を書いていた間は、他の本はほとんど読まなかった。
自分で拙い文章を書いている間って、他の本を読むと自信なくなったり影響受けちゃったりしてあまりよろしくないからほとんど本を読まないのである。で、その空気がまだ自分の中に残っていて、読書欲がここんとこあまり起きない。昨日もそうだったな。いつもは風邪のときって十冊くらい読んじゃうのに、昨日は沢木耕太郎の「246」と光文社古典新訳文庫のカントを少し囓っただけ。まぁカントはほとんど睡眠薬代わりだったのだけど(でもこんなわかりやすいカントは初めてだ)。

定例会的宴会

2007年12月20日(木) 8:05:33

ムスメの風邪をもらったようだ。節々が痛く、喉と鼻が特に痛む。脱稿で気が緩んだのもあるかもしれない。このボワボワ感、久しぶりだ。

昨日の夜はまだ元気だったので、都内某所にて定例会的宴会に出席。同年代の、利害関係がない人々がその店の料理を目当てに集まる会である。半年に一回くらいやっている。
その店、驚異的な料理とコストパフォーマンス、そしてその意外性で一部に有名な店である(普通の食堂なのに、夜は会員制の美食処となる)。近所に移転して広くなっていた。約倍。オヤジさんたったひとりで料理を作るので、箱が倍になったらそりゃ手が回らない。そのせいなのかどうなのか、昨晩はいつもの迫力が感じられず、逆に割高だった印象。味も移転前の方が良かったなぁ。おいしかったのだが、移転前のあの驚愕感がなかったのが残念。まぁそのときすでに風邪ひいてたと思うので舌も鼻もダメになっていたからかもしれないけど。

解散後、ひとりでテンダリーに寄って一杯だけ。
店主の宮崎優子さんが、CCS(カクテル・コミュニケーション・ソサイエティー)のイベントでグランプリを獲ったのでそのお祝いを言うために。グランプリを獲った新作カクテル「艶女(アデージョ)」は、その制作過程で試飲させてもらったりもしていたので、我がことのようにうれしい。宮崎さんもうれしそうである。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。