トップ > おもしろ本 > 著者別一覧 > よ > 米原万里 >
「不実な美女か貞淑な醜女か」

amazon同時通訳って職業をいままであんまり意識したことがなかったけど、この本を読んでからはかなり意識して通訳を聞いてしまうと思う。ロシア語通訳としては第一人者でありニュースショーなどでコメンテーターもこなす著者の初エッセイで95年刊。ボクは今回初めて彼女を読んだ。
前半は初エッセイということもあるのかかなり肩にチカラが入っておりちょっと読みにくいが、ほかの同時通訳者のエピソードなどをちりばめた中盤以降かなり快調に読み進める。
同時通訳という職業の難しさなどを実例に即して読んでいるうちに言葉というものの摩訶不思議さまで突っ込んで理解されてくるあたりがなかなか上手。語り口も軽くなく重くなく素晴らしい。こういう新しい世界を覗かせてくれる本は好きです。
1998年05月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
@satonao310