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「牛への道」

amazon論評が難しい本である。
元「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」の作・演出者が書いた、ものすごく新鮮な視点を持ったエッセイなのだが、ひとつ間違えれば単なるうだうだ話になってしまうギリギリのラインを狙っているので、人によって好みが別れるだろう。
ただ、この本は笑える。
クスッとかウハハとかウヒヒとかいう笑いではない。敢えて言えば「グググッ」って笑いである。こんなことに笑ってたまるかと我慢した末に出る笑い。シュールでIQの高い笑いだ。心配なのはこの手の作風はうけを狙った途端に(頭でオチを作り出そうとした途端に)面白さをなくすという点だ。次作がそうならなければいいのだが。
1997年08月01日(金) 12:00:00・リンク用URL
ジャンル:エッセイ
@satonao310