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LV3「私が彼を殺した」

東野圭吾著/講談社文庫/695円

私が彼を殺した
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物語の結末をわざと伏せて読者の推理にまかせる小説をリドルストーリーと呼ぶらしい。
この本はまさにそれ。なにしろ最後に「犯人はあなたです」と刑事(「嘘をもうひとつだけ」の加賀刑事登場)が言って、犯人の名前をあかさずに本は終わってしまうのだ。
なにー!?である。容疑者は3人。構成上、エピローグがない作りなので、容疑者以外の意外な人物が犯人ということはあり得ない。動機のある3人のうちの誰かが犯人なのだが、これがなかなか良くできていて難しいのである。全員「私が彼を殺した」と思っていたりする。うーむ。しかもそれぞれの容疑者の一人称で各章が書かれているという凝った構成。さすがに頭のいい作家である。キレイにできている。

さて、ボクの推理だが・・・でもここで書くとネタバレになるので書けないなぁ。
ポイントはみっつ。ケースは複数あった。ケースのすり替えがあった。すり替え可能なタイミングは数回あるが、すり替え可能な人はひとりしかいない。ってところでしょうか。ま、正解があかされていないので、たぶん、ということしか言えないのだけれども。

2002年04月01日(月) 12:00:00・リンク用URL

ジャンル:ミステリー

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